2008年11月16日
続:第9回東京フィルメックス
11月22日(土)から有楽町朝日ホールほかで開催されるインターナショナル・フィルム・フェスティヴァル「第9回東京フィルメックス」(J-WAVE主催)。
16日の放送では、特集上映されるシネマ・ノーヴォ(ブラジルのニューシネマ)の巨匠、ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督(1932〜1988)の作品をご紹介しました。
●マクナイーマ(Macunaima)
ブラジル/1969/105分
上映日時・会場
11月22日(土)14:00 有楽町朝日ホール
12月6日(土)18:00 アテネフランセ文化センター
ブラジル近代文学の父、マリオ・ヂ・アンドラーヂの小説(1928年発表)をもとに、アマゾンの密林で黒人として生まれ魔法の水を浴びて白人に変身した男、マクナイーマの冒険物語を、ニューシネマの手法をふんだんに取り入れて描いた名作です。
●ガリンシャ(Garrincha, Alegria do Povo)
ブラジル/1963/58分
●シネマ・ノーヴォ(Cinema Novo)
ブラジル/1967/30分
上映日時・会場
11月28日(金) 14:10 有楽町朝日ホール
12月6日(土)13:30 アテネフランセ文化センター
ブラジル・サッカーをワールドカップ2連覇(1958年、1962年)に導いた伝説の英雄、ガリンシャのドキュメントと、60年代後半のシネマ・ノーヴォの現場を描いた短編ドキュメント、2本を上映。「シネマ・ノーヴォ」にはボサノヴァの大詩人、ヴィニシウス・ヂ・モライスや若き日のマリア・ベターニアが歌うシーンもあります。
●夫婦間戦争(Guerra Conjugal)
ブラジル/1975/88分
●キャットスキン(Couro de Gato)
ブラジル/1960/13分
上映日時・会場
11月22日(土) 21:15 シネカノン有楽町1丁目
12月6日(土)15:40 アテネフランセ文化センター
3組の男女の描写を通じて70年代のブラジル社会を風刺したコメディー「夫婦間戦争」と、リオのファヴェーラに住む少年を描いた短編「キャットスキン」(音楽:カルロス・リラ)の2作品を上映。
※上記サイト内ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ特集ページ
※上映されるブラジル映画についての詳細は当番組プロデューサーのBlogもご参考に