今回のポッドキャスティングは、
6月25日から6月28日放送分、
映画監督の川島直人さん
2018年06月28日
2018年06月28日
映画『高崎グラフィティ。』オススメのシーンは?
今週は映画監督の川島直人さんをお迎えしています。
川島さんが今回撮影された
映画『高崎グラフィティ。』
1番のおすすめシーンはどこでしょう?
川島さん「僕が映画の中で1番決まったなと
思うのが、朝食のシーンなんですよね。
あれはテイク1で撮れて、
誰も芝居をしていないんです。
あの時はみんな本当に役に入って
目の前にいる人と対話してって感じで、
台本には全然書いていない相槌とかがあるんですよ。
これ撮ったのが確か撮影の最終日だったんですが、
みんな自由に喋っていて、僕も1発でOK出したし、
5人もすごく満足そうにしていたので、
やっと11月から仲を深めていったところが
綺麗に出たところだったなと思って、
僕的にはすごく印象的でした。
映画『高崎グラフィティ。』公式サイト:http://takasaki-graffiti.com
第32回 高崎映画祭 公式サイト:http://takasakifilmfes.jp/cinema/326/
未完成映画予告編大賞:http://mi-can.com
今夜の選曲:遠い春 / スカート
2018年06月27日
映画監督になるまで歩みと今後の野望について。
今週は映画監督の川島直人さんをお迎えしています。
川島さんが映画監督を目指したきっかけは?
好きな映画とかある?
川島さん「映画は元々好きで小さい頃から結構見ていました。
好きな映画… Back to the Future の1が特に好きですね。
今でも好きな映画は? と問われるとそう答えます。」
今後の目標などはありますか?
川島さん「そうですね。ハリウッドで撮ってみたいです。
あくまで映画は娯楽というところから
スタートしてというので… やっぱ言い続けていたら、
いつか撮らせてもらえるんじゃないかなと。
いけるんじゃないかなと思っています。」
映画『高崎グラフィティ。』公式サイト:http://takasaki-graffiti.com
第32回 高崎映画祭 公式サイト:http://takasakifilmfes.jp/cinema/326/
未完成映画予告編大賞:http://mi-can.com
今夜の選曲:BACK TO THE FUTRE / OUTATIME ORCHESTRA
2018年06月26日
映画『高崎グラフィティ。』の見どころは?
今週は映画監督の川島直人さんをお迎えしています。
映画『高崎グラフィティ。』
見どころ、魅力を教えてください。
川島さん「あまり過度な演出はしたくなかったのです。
高校生5人の群像劇のお話なんですが、現場に入ってから、
「はい、やります」じゃ、お芝居が浮くというか、
演技臭くなると思っていたので、11月のインの
1ヶ月前ぐらいから、なるべく一緒にいる時間を
増やして、ご飯食べたりとか、ボウリングとか
ビリヤードしたりとかして…
5人の空気感を作ろうとしていましたね。」
今年の「高崎映画祭」のクロージング作品として、
『高崎グラフィティ。』が上映されたそうですが、
その時の手応えは?
川島さん「大勢のお客さんに見て頂くことも
初だったんですが、クロージングが決まってから、
人が入るかがすごく怖かったんですね。
作品を作ることに専念していたので、
人に届けるという部分がどうしても
忘れがちになってしまうというか、
まずは作品を完成させることだと思っていたので…。
いざ、完成させてクロージングまで時間がないって
なったんですけど、実際はほぼ満員の形で
クロージング上映できたのですごく嬉しかったですね。」
映画『高崎グラフィティ。』公式サイト:http://takasaki-graffiti.com
第32回 高崎映画祭 公式サイト:http://takasakifilmfes.jp/cinema/326/
未完成映画予告編大賞:http://mi-can.com
今夜の選曲:EARTH ANGEL(WILL YOU BE MINE) / MARVIN BERRY AND THE STARLIGHTERS
2018年06月25日
映画『高崎グラフィティ。』について
今週は映画監督の川島直人さんをお迎えしています。
映画『高崎グラフィティ。』は、
第1回「未完成映画予告編大賞」を受賞
ということですが、 この“未完成映画予告編大賞”
とは何か、教えて頂けますか?
川島さん「この仕組みは、まず3分以内の予告編を
撮影して評価してもらい、そこでグランプリを
取れたら映画になるという流れです。
この賞の決まりとして、必ず映画のタイトルに
地名を入れること。なので今回、高崎で撮らせて
頂いたので、映画『高崎グラフィティ。』と名付けたんです。
高崎の市民はどんな反応?
川島さん「100%高崎ロケっていうのは、今までに
無かったみたいで、その分協力してくださる方も
多くて、期待されているんだなと思いました。」
劇中出てくる自動車整備工場も実存する会社?
川島さん「そうですね。“カワノオート”さんという
実存する会社なんです。映画では、1人の男の子が先輩に
就職先ないなら、俺のところで働けよって言われて
行った先がグレーゾーンなことをしている会社…
という設定だったので、ロケ地を探していても
断られることが多かったんです。
そんな中で、最後の最後に“カワノオート”さんという
気前の良い社長さんがいる、1番良い所が見つかったんです。」
映画『高崎グラフィティ。』公式サイト:http://takasaki-graffiti.com
第32回 高崎映画祭 公式サイト:http://takasakifilmfes.jp/cinema/326/
未完成映画予告編大賞:http://mi-can.com
今夜の選曲:THE WALLFLOWER(DANCE WITH ME HENRY) / ETTA JAMES
2018年06月21日
2018年06月21日
2018年06月21日
世界の地方都市から学んだ、産業構造の在り方とは?
今週はまちビジネス事業家の木下斉さんをお迎えしています。
先月はフランスに行かれたそうですが、
現地の産業を学ばれたそうですね?
木下さん「先月にフランスのシャンパーニュを回って
いたんですが、そこの1番の中心はエペルネっているところで、
人口が2万人ほどの小さい街なんですね。
でもエペルネはフランスで1番平均所得が高いんです。
シャンパンって世界で6000億の市場と言われていて、
エペルネ周辺地域を含めても30万人ぐらいしかいない。
つまり6000億円の産業1個あるだけで、
十分に地方は成り立つんですね。
日本は何でも人口論にして、それを防ぐなのに
移住促進なんとかなんてよくやりますが、
全国的に人口が減るのにみんなでそんなことやっても
意味がないんですね。減っても付加価値が高い産業地域を
どう作るのかが私はテーマだと思っているんですね。」
今夜の選曲: LITTLE BITTY PRETTY ONE / AARON NEVILLE
2018年06月20日
地元で人を育て、地元に利益を。 木下流の人材育成とは?
今週はまちビジネス事業家の木下斉さんをお迎えしています。
現在 取引している事業は
どのくらいあるのでしょう?
木下さん「うちが直接、事業を仕掛けているのが
16都市、その事業で出た成果の一部を貰うという
契約で基本やっています。
ずっと仕掛け続けるわけではなくて、最初立ち上げて、
回るようになってきたら2.3年ほど自走させます。
で、3年後ぐらいに次の事業を仕掛けてくっていう
パターンでやっているんですね。」
木下さん「(会社のスタッフが)現地に張り付くのではなく、
基本は地元の人たちで構成しています。逆に地元に
人がいる状態じゃないとうちはやらないようにしているんです。
地元に大体3~5人ぐらいチームがいて、
そのチームとうちのスタッフで事業を行う形でやっています。
最近は、おかげさまでいろいろなお問い合わせを
頂いていまして、今は合宿のような形で集まって、
ガッっと全部決めて、スケジューリングなどを
マネージメントにかけて、定期的にオンラインの
ミーティングをしていくっていうのを繰り返しています。」
今夜の選曲:TING A LING / AARON NEVILLE
2018年06月19日
福岡市が地方最強の都市になった理由とは?
今週はまちビジネス事業家の木下斉さんをお迎えしています。
木下さんの最新著書「福岡市が地方最強の
都市になった理由」には、現場で働く方の声が
多く綴られていますね。これはどういう思いで?
木下さん「福岡市って、県や市の力が非常に
弱く作用していているんですね。例えば、路面電車や
そういうのも全て民間資本で経営してきていて、
今もある西日本鉄道なんかのインフラ企業は
九州に存在していたり、九州電力の本社も福岡に
存在したり… こういうインフラ企業がなぜ、
福岡に生まれたのか、何故あり続けるのか?
みたいなことをこの本で見ていくと、やっぱり都市に
必要なのは、飯が食えるタネを作っていく人たちが
たくさんいることなんですね。
そうすれば仕事はたくさん出てくるので。
人口ってのは最後の結果でしかないんですね。
市とかが頑張ったところで、仕事は作れないので。
一瞬お金を配って施設を作ったりとかはできますけど、
それが赤字になったらみんなの負担が増えるだけで、
負担が増えて、稼ぎが減るんじゃ、人は出ていく一方ですよね。
それと対局となす人たちが山ほどいたのが福岡だったんです。
他都市と比較した時の決定的な大きな違いですね。
今夜の選曲:RUBY BABY / AARON NEVILLE
2018年06月18日
まちビジネス事業家とは?
今週はまちビジネス事業家の木下斉さんをお迎えしています。
木下さんが肩書きとして名乗れている
「まちビジネス事業家」これ一体どういうもの
なのか教えて頂けますか?
木下さん「これは元々、私が高校1年生の時に
早稲田の大学周辺の商店街の活動に関わったいたこと
がありまして、それから高校3年生の時には
不動産を持っている方と会社を作ったんです。
そこではあまり人が来なくってしまった通りを再生して、
人がまた来るように物件の価値を上げるみたいなことを
していたんです。それを一言でいうと何なんですか? って
毎回聞かれていたんですが、街でビジネスしていくことが
僕の仕事なんです。って答えていたんです。
そしたら本書いている編集の人に、
“街ビジネス事業化”という風にまとめましょうか? って
言われまして最初だったんです。」
今夜の選曲:MY TRUE STORY / AARON NEVILLE
2018年06月14日
2018年06月14日
2018年06月14日
どこでも誰とでも働ける! 尾原流のワークスタイルとは?
今週は、IT批評家の尾原和啓さんをお迎えしています。
尾原さんの最新著書『どこでも誰とでも働ける―
―12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール」』
尾原さん自身のワークスタイルがそれを
物語っていると思います。仕事先がシンガポール、
時々東京も。そして、家族はバリ島のウブドにご滞在のようですが、
このワークスタイルについて教えて頂けますか?
尾原さん「新しく人とのご縁を作ったりとか、
起業家のアクセラレータープログラムとか、リアルな
人間じゃないと下支えできない時に日本に戻ってくる感じです。
普段は日本の方と対談したり講演したりする時には
ロボットがおりまして、そのロボットが講演しているんですね。」
尾原さん「(家族の住んでいるウブドについて)
昔はヒッピーって言われている人たちが
今はリゾートワーカーと言われる形でまさに、
ウブドだとゴワ、チェンマイとか、わかる人には
わかる場所を転々しているんですね。これはどういうことかと
いうと、ヒッピーっていうのは、昔は稼げなかったわけなんですが、
今はインターネットがあるので、非日常な場所を転々としていても
日常的な仕事を続けることができるんですね。」
今夜の選曲:CURLEY CUE / THE BEAU HUNKS SEXTETTE
(アルバム:Manhattan Minuet / マンハッタン・メヌエット)
2018年06月13日
循環経済が私たちの消費行動も変える?
今週は、IT批評家の尾原和啓さんをお迎えしています。
ダイヤモンド社から出版された、尾原さんの最新著書
『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ
“これから”の仕事と転職のルール」』
この本の中で出てくる“パチンコ経済学”とは
どういうことなのか、ご説明頂けますか?
尾原さん「ちょうど今度、メルカリが上場しますけども、
スマホが出てきたことで、物の売買というのが
インターネットで通して色々できるようになったんですよね。
例えば、使い古しの口紅とかもメルカリとかで
売られていたりするんですが、これってどういうことかというと、
口紅ってちょっと切れば新品と同じじゃないですか?
そうするとシャネルの口紅を中古で1600円で買ってきて、
パーティー用に2,3回使ったら、ちょっと切ってまた売る、
そしたら今度は1500円で売れるんですよね。
送料や手数料もせいぜい200円前後だから、そうすると
400円ぐらいでシャネルの普段使わない色を試すことができる。
次の人も同じように、また次の人も同じようにやるってやると
2000円の口紅なんだけど、5,6回と使われていくことによって
結果的に2万円の経済効果の循環を作るんですね。
何よりも良いのは、その口紅、似合わなかったらヤダなって
思って買わない人っていっぱいいると思うんですね。
でもこれだと次の人が買ってくれるからっていう理由で
気軽に買うことができる。普段ためらっていた新しいことへの
チャレンジの不安が減るということなんですね。」
今夜の選曲:TOBACCO AUCTIONEER / THE BEAU HUNKS SEXTETTE
(アルバム:Manhattan Minuet / マンハッタン・メヌエット)
2018年06月12日
インターネットの誕生が働き方を変える!
今週は、IT批評家の尾原和啓さんをお迎えしています。
尾原さんが考えるインターネットの未来とは?
尾原さん「単純にインターネットの良さって
何かというと距離と時間を関係なく、好きと
好きを繋げることだと思っているんですね。
だから実際、僕はバリ島やシンガポールに
いながらも国の政府の委員会に出席して、そのあと
すぐに福岡の高校生に講演会をやったりすることが
できるんです。こう自分を好きと言ってくれた人に
対して情報をGIVEできる。特にインターネットの良いところは
情報ってGIVEしても減らないんところなんですね。
むしろ人のご縁とか、相手からの反応で増えるんです。
そうするとGIVEすればするほど、みんなハッピーなる
という構造になりやすいので、そういったものが
どんどん進んでいけば良いなと思うんですね。」
今夜の選曲:EGYPTIAN BARN DANCE / THE BEAU HUNKS SEXTETTE
(アルバム:Celebration on the Planet Mars / 火星人のどんちゃん騒ぎ)
2018年06月11日
マッキンゼー、リクルート、Google、楽天… 12の会社を渡り歩いた尾原和啓の原体験とは?
今週は、IT批評家の尾原和啓さんをお迎えしています。
ダイヤモンド社から出版された、尾原さんの最新著書
『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“
これから”の仕事と転職のルール」』
12の会社を転職したということですが、それがどこも人気企業。
それについて教えていただけますか?
尾原さん「たまたま僕の社会経験というのが
神戸の震災のボランティア活動だったんですね。
その時に各避難所に人が何人足りないとか、
どんな食料品や物資が足りないのかっていう、
情報を集めるハブみたいなことをやっていたんですね。
プラットホームみたいなサービスを作ると
僕は机の前に座っているだけなのに、
みんなの笑顔が増えるっていう経験をしちゃったので、
その後もそういうことをしたいという
ある種の中毒者になっちゃったんですね。」
尾原さん「とはいえ、社会人1年目からそんなこと
できるわけないということで、学べるところは
どこだろう? と考えた時にマッキンゼーに行ったんですね。
そこでたまたま、iモードの立ち上げに関われたんです。
それはまさに人がどこでも誰とでも
繋がれるプラットホームだったんです。」
今夜の選曲:THE PENGUIN / THE BEAU HUNKS SEXTETTE
(アルバム:Celebration on the Planet Mars / 火星人のどんちゃん騒ぎ)
2018年06月07日
2018年06月07日
2018年06月07日
ヒマラヤでの教育支援について
アルピニストの野口健さんをお迎えしています。
野口さんのサマ村で植林活動の他に、
学校を建てて教育支援もされていたそうですね?
野口さん「そうなんです。2006年の初めに
マナスルに行ったんですね。マナスルって山は
14座あるうちの1つで8000mある山なんです。
日本隊が初めて登った山でもあるので
現地でもジャパニーズマウンテンっていうらしいです。
僕は当時のことは知りませんが、日本では記念切手が
できたりとか日本中結構盛りあがったみたいです。」
野口さん「日本とマナスル… なんか繋がりがあるよなって
思って2006年にマナスルへ清掃活動をしに行ったんですね。
サマ村はマナスルの一番手前にあって一番麓にあるのですが、
そこに小さな馬小屋みたいな学校があって
薄暗いところで子どもたち20人ぐらい、
ぎゅうぎゅう詰めで勉強していたんです。
3月は雪が降ってすごく寒かったりで…
先生もいたりいなかったりとか
酔っ払っちゃうと来ないあるような学校だったんです。
そんな中でさりげなく彼らに「夢って何?」って
聞いてみたんですが、そしたらうちのシェルパが
「その質問は意味ないぞ」っていうんです。
なんで?って聞いたら「“夢”っていう概念がないから」って
話になるんです。なんでだろうって考えた時に、
僕らが小さいころに本とか読むじゃないですか?
そういう子どもの頃の経験やワクワク感覚とかが
夢に繋がるんじゃないかと。そう考えると、
やっぱり学校って大事なんだなぁ…と思って
やろうかって話になったんです。」
2018年06月06日
植林活動の大切さを現地村人へレクチャー
アルピニストの野口健さんをお迎えしています。
野口さんはマナスル峰山麓のサマ村で、
植林活動をされてきたそうですが、
植林の大切さなどはどのようにして
現地の人に伝えていったのでしょう?
野口さん「3年ぐらいこの活動をする前に
時間をかけています。例えば、村人を集めて
ネパール人の環境問題の先生を派遣して、
なぜ木が必要かというのをレクチャーしていくんですね。」
村人へレクチャーしている様子 1
村人へレクチャーしている様子 2
野口さん「(この近くに)川が流れているんですけど、
現地の子どもたちはとても下痢が多いんです。
なぜかと言うと水があまりよくなんですね。
だから森を作らないといけないんだって
いうのを教えたりですとか、あとは
土砂崩れがネパールは多いんです。
震災があった時の話なんですが、
ナムチェバザールというお椀型の地形の
大きな村があるんですが、そこに
エドモンド・ヒラリーさんって方が、
その村の周りに森を30年かけて作っていたんです。
そしたら、他の村は土砂崩れがすごかったんですけど、
その村は一切土砂崩れが起きなかったんですね。
そういう実例をサマ村の村人にも説明していくと
「そっか! そっか!」と言って話を聞いてくれるんです。」
現地村人による植林活動 1
現地村人による植林活動 2
今夜の選曲:EVERYBODY'S GOT SOMETHING TO HIDE EXCEPT ME AND MY MONEY / BEATLES
2018年06月05日
ネパール “サマ村”での植林活動
アルピニストの野口健さんをお迎えしています。
野口さんが今回植林活動をされていた場所というのが、
マナスル峰山麓のサマ村という場所。
ここはどのくらいの標高なのでしょう?
野口さん「ここは、3400m〜3500ぐらいの間で、
長い山なんです。ここはネパールといっても
ほぼチベットの国境付近で、現地の方はチベットの服ですね。」
サマ村での植林活動 1
サマ村での植林活動 2
野口さん「サマ村にお寺があって、お寺の木だけは
切られていなかったんです。なので、お寺の中に
落ちている種を採取しようっていうところから
スタートしました。
種はモミとカラマツとシラカバとマツですね。
落ちている種から最初採取し育て始めたんですが、
問題はヤクが周りにたくさんいて全部食べちゃうですよね。
なので石の壁で塀を作って、ヤクが入らないようにして
約3年間育てたんですね。」
今夜の選曲:SAVOY TRUFFLE / BEATLES
2018年06月04日
「ヒマラヤに森をつくろうプロジェクト」について
アルピニストの野口健さんをお迎えしています。
野口さんは今回ヒマラヤで
「ヒマラヤに森をつくろうプロジェクト」
という植林活動をされてきたそうです。
そもそもヒマラヤで植林活動というのは?
野口さん「ヒマヤラは森林限界の標高が日本とは
違いまして、日本はだいたい2000m半ば、
ネパールは4000mが森林限界なんですが、
大半の木が切れられているのが現状なんです。
山間部なので、段々畑になっているんですが、
畑を作るために切り開いたんですね。
ただ、日本とは違って木を切った後は植えないので、
ハゲ山状態になってしまって、そういう意味では
ネパールはピンチなんです。
その影響で雨季になって雨が降ると
土砂崩れがものすごく多くて
自然災害が多くなってしまうんです。」
今夜の選曲:BIRTHDAY / BEATLES