2016年10月31日

墨との出会い、モノクロの世界で表現する楽しさとは?

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん
お迎えしています。

161031_hidekichi_1.JPG

墨は中国の発祥で、墨絵はアジア独特の文化です。
日本においては、遣唐使の時代から伝わり広がって
いったのではないか、とのこと。

墨と出会う前までは、学生当時世間から求められた
リアルを追求した、全く違った画風だった茂本さん。
そんな中、好きだったブラックミュージックや映画から
モノクロの世界に引き込まれていったそう。
「モノクロっていうと、自然に墨に特化していって。
 好きから入っていった感じですね。」

茂本さんは、観客の前で描くパフォーマンスを
積極的に行っています。
11月3日には、羽田空港で行われる
『蒲田映像フェスティバル』でも披露されます。
「羽田の国際空港の方で、1時間弱ほど、
 今までの映像なども交えてコーナーをやって、そのあと、
 江戸舞台で約20分くらいで大きな絵を描きます。」
茂本さんは絵を描く時、様々な場所から描き始めるため、
何が完成するのか、ワクワクする時間を楽しめます。

今夜の選曲: ALLAH / YOUSSOU N’DOUR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月28日

10月31日から11月4日

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんをお迎えします。

161028_hidekichi_1shot.JPG

墨絵の行程と表現、その魅力と可能性のお話など、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1957年愛媛県松山生まれ。
大阪芸術大学デザイン科卒業
デザイナーを経てイラストレーターになり、
現在は、墨だけで描く、墨絵アーティストとして活動さてれいます。
北京、ロンドンにてオリンピック開幕前に
選手たちの前でのライブペイントや、ミュージシャンをテーマにした、
躍動感あふれる作品が、国内外で高く評価されています。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月28日

【Podcasting 第504回 】大関桂さん

今回のポッドキャスティングは、10月24日から28日放送分、
日本風力開発株式会社の大関桂さん。

| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2016年10月28日

風力発電との出会い。風が強く、人が住みにくい場所を探しての旅。

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えしています。

161028_ohzeki_2shot.JPG

アメリカでの留学をされていた大関さんは、
現代美術を学ばれていました。
「もともと自然エネルギーに関心が全くなかったです。
 日本に帰ってきてまず、ダイヤモンドの輸入商社に
 就職したんです。そこで、社長の塚脇と出会いまして、
 一緒に風力発電の会社をやらないか、って誘われて。
 当時まだ若かったので面白いかも、
 という、軽い気持ちで入りました。」

日本風力開発株式会社では、風が強く、
人が住みにくいという場所を探されています。
「今までに普通の観光旅行では使わない空港に
 プロペラ機で降りたり。
 もともとベンチャーでお金がないので、
 北海道の日帰りは当たり前で。
 以前には、長崎の五島列島も日帰りしました。」

日本は、GDP上位国でありながら、
風力発電の累積導入量が低いのだそう。
今後は、2020年、2030年に向け増えていけるように
尽力していきたい、とも。

今夜の選曲:風をあつめて / はっぴいえんど

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月27日

石川県珠洲市で開催される、全国風サミットと風の音楽祭。

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えしています。

161027_ohzeki_1.JPG

今週10/28(金)に、石川県珠洲市にて
『第19回 全国風サミット in珠洲』が開催されます。
「導入促進、それぞれの地域で地産地消のように
 自分たちの町で作った電気を自分たちで使えるように、
 など話されているようですね」

10/29(土)には、関連イベントとして
ラポルトすずにて、『風の音楽祭』も開催されます。
161027_kaze.jpg
「能登半島にご縁があって、
 自然エネルギーにご興味があるということで
 一青窈さんのミニコンサートがあります。
 さらに、風にまつわる歌を中心に、
 ビデオコンサートのようなものも考えています。」
石川県珠洲市は、蟹や塩など人気の食品もあり、注目の地です。

『風の音楽祭』だけでなく、今回初の試みとして、
CD『MUSIC GO! GREEN 風の国から』も制作しています。
IMG_5509.JPG
CD制作で使用したスタジオは、グリーン電力を使用しています。
「おそらく、グリーン電力証書で。風力発電や太陽光発電などで
 発電された電気には、環境価値があると言われています。
 ただし、使用したい場所まで電気を運ぶことが
 なかなかできないものですから。その環境価値の部分だけを
 証書化して、今使っている電気と証書になった環境価値を
 組み合わせて使うことで、バーチャル的にはなりますが、
 自分が使っている電気がグリーンである、という形の制度です」
J-WAVE、そしてソトコトでも、このグリーン電力を活用しています。

今夜の選曲:かざぐるま /一青窈

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月26日

今年で19回目の開催となる、全国風サミットとは?

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えしています。

161024_ohzeki_1.JPG

今週10/28(金)には、石川県珠洲市にて
『第19回 全国風サミット in珠洲』が開催されます。
161026_kaze.jpg

主催は、風力発電に取り組む地方自治体で
構成されている、風力発電推進市町村全国協議会です。
「この協議会に参加している市町村を順番に回っていく形です。
 中には2回ほどシンポジウムとして
 開催されたこともあるそうです。」
今回の開催地である、石川県珠洲市は
能登半島の突端のため、海からの風が強い場所です。

全国風サミットの第1回は、”日本三大悪風” 清川だしが吹く、
山形県立川町(現:庄内町)にて、開催されました。
「風力発電は、風の強いところに建てますので。
 そういった悪風を、変えようと。
 他にも、岡山県、愛媛県にも悪風があるようです」
珠洲市は、再生可能エネルギーと土地の文化を融合させ、
現在では、風力発電所だけでなく、
バイオマス発電、太陽光発電なども多く設置されています。

欧米で増えている、洋上風力(海洋上での風力発電)。
日本では、まだ実績不足の状態です。
「どういう方法で設置すればいいのか、まだ研究段階です。
 国の方でも、経済産業省や環境省が実証試験というのを
 進めていらっしゃいますし、どんどん増えて行くとは思います」

今夜の選曲:GOOD TIME / 高橋幸宏

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月25日

風力発電のメリット、デメリット。実際の発電効率は?

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えしています。

161025_ohzeki_1.JPG

風力発電の設計や製作には、国際基準を基にした
日本独自の基準があります。
「日本には地震もありますし、
 設置の建築基準法の規制もあって
 強固なものを利用している傾向があります。」
風車の羽は非常に大きく、
直径100メートルのものもあります。

設置費用は、場所によって異なります。
「基礎を作るんですけど、地盤が柔らかいところですと
 杭を深くいれて、強風で倒れたりしないように。
 輸送費も、山の上ですと、道を整備しないと…」
それでも、太陽光よりも設置費用は安く、
発電効率が良いのだそう。
「太陽光発電の効率は、10~15%が標準ですが
 風力では30%前後で。低くても22%で
 冬ですと、50~60%で回る時期もありますので」

ただし、デメリットもあるそう。
「風力発電は大きいので、ずっと見てきた景色が
 変わってしまって嫌だという人もいますし、
 あとは音。10年前と比べると全然静かですけど
 風が強い時ですと、回る時にシュッシュっと
 羽が近づくたびに音がしますね。」
景色に関しては、発電している様子が目に見えるため、
好みの問題のようです。

今夜の選曲:WINDY LADY/風の国 / 細野晴臣

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月24日

再生可能エネルギーの現状。今後必要とされる、発電のバランス。

日本風力開発株式会社の大関桂さんを
お迎えしています。

161024_ohzeki_1.JPG

日本風力開発株式会社では、1999年に
日本でも風力発電を広めるために設立され、
現在では、シェア3番目ほどの規模で
次々に新しい発電所の開発を行っています。

再生可能エネルギーである風力発電は、
国策によって手当てや、固定価格買取制度もあり
利益に上がるようにと日々工夫をされているそう。
「本数だと発電規模が違うので、何本とは言えないんですが
 昨年度末ぐらいで、約300万キロワット。
 日本人が消費している、0.7%が風力発電で賄われています。
 まだ、非常に少ないですね。」

日本では、太陽光の買取単価が高価だったため新規参入が増え、
太陽光のみがここ数年で 爆発的な増加をしています。
ですが、発電コストは風力発電の方が安いそう。
「太陽光発電というのは、昼間太陽が出ている時間を中心に
 発電しますが、風力発電は昼夜を問いません。
 今ちょっと太陽光が増え、昼間に発電されすぎてしまっていて。」
日本では、昼夜の発電量バランスを治すために
風力発電を増やすための制度を模索している最中だとか。

今夜の選曲:ペパーミント・ブルー / 大瀧詠一

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月21日

10月24日から28日

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えします。

161021_ohzeki_1shot.JPG

風力発電の現状、全国風サミットのお話など、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
アメリカ留学後、1999年より、
日本風力開発の設立から関わり、
現在は、社長室室長代理として
風力発電のPRに務めていらっしゃいます。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月21日

【Podcasting 第503回 】山崎繭加さん

今回のポッドキャスティングは、10月17日から21日放送分、
「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」の著者、山崎繭加さん。

| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2016年10月21日

文化体験で感じる、日本の街の秩序と伝統文化への驚き!

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」の著者、
山崎繭加さんは、は、今年8月まで勤めていた
ハーバード・ビジネス・スクール 。

161021_yamazaki_2shot.JPG

人気の授業、日本・東北で学ぶ『ジャパンIXP』では
プログラムの中には、東京では観光をし、
文化体験も組み込まれています。

学生たちは、日本の文化や伝統に驚くそう。
「伝統と言われる、お相撲や
 老舗の酒屋さん、お菓子屋さんなどの、伝統の長さ!
 500年とか1000年単位でのものあり、かつ、
 その伝統が常に変化しながら生きている。
 “伝統と革新が共存できるんだ”っていうのを学んだって
 学生たちはいいますね。」
街にゴミが少ないことで
“街の秩序”にも感動することもあるとか。

プログラムに参加する生徒たちには、
宗教上の理由などで、肉や魚などを食べない生徒もいます。
そのため、魚がウリの東北では、
プログラムでの食事は、かなり大変だとか。

10年間に渡り、ハーバード・ビジネス・スクール 
日本リサーチ・センターに勤めた山崎さん。
今年8月に、退職されました。
「ずっと、傍らで生花を20年間やってきていまして。
 生花の中にある、日本の精神性とか美意識を
 もっと世界とつなげて、日本の中でも
 企業界とつなげていく活動をしたいと思いまして。」
ビジネスとして成り立つように、
マーケットを広げていきたい!とも。

今夜の選曲:PEACE / NORAH JONES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月20日

生徒と現地の方がクロスして生まれる、双方への利益。

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」の著者、
山崎繭加さんをお迎えしています。

161020_yamazaki_1.jpg

ハーバード・ビジネス・スクール で人気になっている
日本・東北で学ぶ『ジャパンIXP』という授業。
山崎さんも2012年の夏ごろから東北に行かれています。
「肉体労働で綺麗にし、必要な人に必要な助けを、という
 復旧の段階から、より長期的に、経済をどう作ったらいいのか、
 長期的に人がくるようになるのか、と考えに移行する時期でした」

世界各国で行われていた IXPですが、
ここまで続いているのは、日本・東北だけで
参加した学生の満足度が圧倒的に高いのだそう。
「なんでそんなに人気なのかっていうと、
 東北という土地の特殊性で、“社会のための事業”を起こした人が
 震災をきっかけに、同時多発的にいるんです。
 しかも、学生たちと同じ年ぐらいの人たちで、
 まだ始めて数年なので、非常によちよち歩きで、
 そのリアル感も含めて他では得られない学びがあるんですね」

“ハーバード・ビジネス・スクール と東北 “
という出会うはずのなかった2つをクロスさせた、『ジャパンIXP』。
新たな気づき、利益を双方にもたらしています。
「ハーバード・ビジネス・スクール は、
 地方の非常に事業をやるには難しい場所で、
 社会のために事業を起こすという方と出会うことで
“なんのためにビジネスをするのか”という
 原点を学ぶことができました。」
東北の皆さんからは、真摯に話を聞き、適切なアドバイスをもらう
という経験から、”未来の指針ができた””希望をもらった”
という言葉ももらっているそう。

今夜の選曲:AND THEN THERE WAS YOU / NORAH JONES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月19日

宮城県石巻市での授業。小さなカフェが教えてくれた新たな考えとは?

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」の著者、
山崎繭加さんは、今年8月まで
ハーバード・ビジネス・スクール 
日本リサーチ・センターに勤めていらっしゃいました。

161019_yamazaki_1.jpg

日本・東北で学ぶ『ジャパンIXP』という授業は、
東京と東北を行き来する、2週間のプログラムになっています。
「最初の3年、東北ではボランティア活動と、
 地元企業の取材をしてケースを作りました。
 最近の2年では、地元の企業に対して
 経営のアドバイスをしています。」
震災後に地域のために立ち上げた、
起業家にもアドバイスを行っています。

2016年に生徒の受け入れを行った企業に、
宮城県石巻市にある、カフェ”はまぐり堂”があります。
津波で甚大な被害を受けた、蛤浜を活性化するために
水産高校教諭の亀山貴一さんが立ち上げたカフェです。

ハーバードの学生は、4人。彼らは、
”いかに多くの人を集めるのか”という考えを持っていました。
ですが、創業者の亀山さんは、多くの人を集めるのが目的ではなく、
“地域のために、地域のバランスの中でやりたい”、
という強い思いをお持ちでした。

「最初は、学生たちは分からないんですよ。
 でも亀山さんは、カフェは社会の1部であって、
 社会全体が幸せにならないと存在意義はない、と。
 最後には、学生もなるほど!と。
 やっぱり本来、授業というのも社会の一部であって
 社会に貢献するものであるのに、つい授業単独で考えて、
 どう儲けて大きくするか考えていて。
 非常に大きな、本質的な気づきを、小さなカフェで頂いたんです。」

今夜の選曲:TRAGEDY / NORAH JONES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月18日

ハーバード・ビジネス・スクール で人気の授業とは?

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」の著者、
山崎繭加さんは、今年8月まで
ハーバード・ビジネス・スクール 
日本リサーチ・センターに勤めていらっしゃいました。

161018_yamazaki_1.jpg

リサーチの拠点は、世界13箇所に散らばっており、
今ではインド、トルコにもあります。
「中東にも置いています。今後はアフリカも
 考えていますので、どんどん先進国から
 新興国にシフトしています。」

ハーバード・ビジネス・スクール で人気になっているのは、
日本・東北で学ぶ『ジャパンIXP』という授業です。
IXPとは、”immersion experience program”の略で
”どっぷりその土地に浸かり経験し学ぶ”というもの。
「まず学校として見ると、議論ばかりで実体験が抜けていると。
 自分で経験を掴んでいくプログラムを作っていかねば、という
 教育改革がありました、さらに、東日本大震災が2011年に起きて、
 当時ハーバード・ビジネス・スクールに所属していた日本人が
 なにかやりたい、と」
そこで出来たのが、授業という枠組みで
生徒を東北に連れていく『ジャパンIXP』が作られました。

資本主義の総本山、ハーバード・ビジネス・スクールでは、
リーマンショック以前は、“いかにお金を儲けていくのか”
に重点をおいた教育でした。
「当時混乱を引き起こした張本人たちの中に、
 かなりの数の卒業生がいましたので。
 自分たちの教育が正しかったのか、新しい時代を迎えるにあたり、
 自分たちも変わらなくてはいけない、という非常に深い反省を行って
 そこから大きな教育改革をおこなっていたという経緯があります。」
今では、以前に増し、倫理観や企業の社会的責任などを
重要視していく傾向になっていった、
と山崎さんは当時を振り返られました。

今夜の選曲:SLEEPING WILD / NORAH JONES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月17日

ハーバード・ビジネス・スクールについて

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」
の著者、山崎繭加さんをお迎えしています。

161017_yamazaki_1.jpg

今年8月までハーバード・ビジネス・スクール 
日本リサーチ・センターに勤めていらっしゃいました。
ハーバード・ビジネス・スクールは、創立1908年。
ボストンにある有名なハーバード大学の大学院で、
20代後半〜30代の実務経験を経た生徒が多い場所です。

1学年で900人、2学年で1900人の学生が所属し、
教える先生も230名、という世界最大の規模。
非常に学費が高く、年間650万円程度です。

「奨学金制度、ローン制度もあります。
 それでも高い学費をかけてでも来る価値がある、
 と思ってきています。」
2年学生生活を送ると、2000万円ほどかかるとも。

ハーバード・ビジネス・スクールの特徴は、
一切教科書を使わず行う、”ケースメソッド”。
「ある具体的な企業の、具体的な課題について書かれた教材を
 読み込んで、自分がその企業のトップだったら、何をするか、
 というのを議論しながら考える、という授業です。」
ケースは、企業へのインタビューや公開情報を元に
作られるのだそう。

今夜の選曲:CARRY ON / NORAH JONES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月14日

10月17日から21日は、

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」
の著者、山崎繭加さんをお迎えします。

161014_yakmazaki_1shot.JPG

ジャパンIXPとは?
東北で学ぶ!その人気の理由など、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1978年、神奈川県生まれ。東京大学経済学部、
ジョージタウン大学国際関係大学院を卒業され、
マッキンゼー・アンド・カンパニー、
東京大学先端科学技術研究センターを経て、
2006年から今年8月まで、ハーバード・ビジネス・スクール 
日本リサーチ・センターに勤務されました。
日本の企業や経済に関する教材作成、
また東北を学びの場とするジャパンIXPの
企画・運営に関わっていらっしゃいました。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月14日

【Podcasting 第502回 】高平千世さん

今回のポッドキャスティングは、10月10日から14日放送分、
NPO法人 日本カルチャーヨガ協会
チャレンジド・ヨガのプロジェクトリーダー
高平千世さん

| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2016年10月14日

チャレンジド・ヨガで目指している、4つのコト。

NPO法人、日本カルチャーヨガ協会の高平千世さんと
小黒さんとの縁をつないだ
失明されたカメラマン、カゴミヤさんは
ヨガを日々やられていた方ですが、
チャレンジド・ヨガは、ヨガ初心者が多いそう。

161014_takahira_2shot.JPG

高平さんがチャレンジド・ヨガで
目指すものとして、4つの事を掲げています。
1つ目は、視覚障がい者の方々が、身体を動かす機会を作ること。
2つ目は、アメリカの言葉であるチャレンジドという、
自分のために本来の力を活かせる機会を提供すること。
3つ目は、ヨガの語源”ユジュ”をベースに、地域とつながること。
4つ目は、ヨガを通じて、社会の障がいへの意識を変えること。

10月22日(土)、山梨県視覚障害を考える会にて、
チャレンジド・ヨガが開催されます。
詳細はこちら

2020年のオリ・パラに向けて、
障がい者スポーツへの注目が高まってきています。
「(取り上げてくれて)よかった、と思います。
 メディアに上がらないと、かなり違うと感じますし、
 気づくところから始まると思うので。」

今夜の選曲: THE SUN WON’T SET / ANOUSHKA SHANKAR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月13日

障がい者のIT訓練のお仕事。始めたきっかけとは、母。

NPO法人、日本カルチャーヨガ協会の高平千世さんは、
国立障害者リハビリテーションセンター で、
視覚障がい、高次脳機能障がいの方々の
IT訓練やメイク日常訓練などをされています。

161013_takahira_1.JPG

障がいの度合いや、目指すところなどにより、
1人1人訓練の仕方や期間は違っています。
「仕事ベースだと、しゃべるパソコンもありますし。
 盲ろうといって聴覚にも障がいがある方は、
 点字ディスプレイで自分の書いているものがあっているか
 確認もできますし。」
高平さんのいる自立訓練部では、
10代の視覚障がいをもつ若者たちは、
日々iPhoneやiPadをどんどん活用しているそう。

この仕事に就いた理由は、母からの影響かもしれない、
と高平さんはおっしゃいます。
「母も難病で、病院に小さいときからよく行っていて。
 学校帰りに病院とかね、長女なので。
 看護師さんの1言で、明るくなる姿見たりしていたので」

偶然”ボランティア募集”の1行を見て
NPO法人 札幌チャレンジドに足を運ばれます。
参加した初日に、末期ガン患者さんと出会い、
衝撃も受けた、という高平さん。
その後、講師・理事として、自立を目指す、
障がいのある方々へのIT訓練をされていくようになったそう。

今夜の選曲:IN JYOTI’S NAME / ANOUSHKA SHANKAR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月12日

産前産後ヨガ、介護予防ヨガ。様々なヨガで繋がること。

高平千世さんがプロジェクトリーダーを務める
チャレンジド・ヨガを主催されている、
NPO法人、日本カルチャーヨガ協会。
産前産後ヨガ、介護予防ヨガ、骨盤調整ヨガなど
様々なヨガのレッスンもされています。

161012_takahira_1.JPG

高平さんは、2013年にフェイシャルヨガ指導者、
2014年には笑いヨガリーダーの認定士を習得されています。
「出している教会があって、
 笑いヨガは、ワッハッハって笑うだけなんですけど、
 考えや理念は一緒なんです。」
ヨガにおいて、呼吸は重要なモノとなっています。
ヨガの語源である”ユジュ”=つながる、をベースにして、
心と身体のつながりや、人同士のつながりを感じる、
というのが、呼吸にも繋がっているそう。

日本では ヨガは長いブームになっていて、
様々なヨガが溢れています。
「いろんなヨガがありますけど、ベースになっている
 古典ヨガは、本当に今、見直されています。
 生徒数も明らかに増えていると聞いていますし、
 (古典ヨガに) 流れているんじゃないかと思います」

今夜の選曲:MAYA / ANOUSHKA SHANKAR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月11日

ヨガ教室で地域をつなげていく。今後の課題は?

高平千世さんがプロジェクトリーダーを務める
チャレンジド・ヨガは、定期開催されています。
都内だと、立川市、江戸川区、
埼玉県・所沢市、神奈川県・横須賀となっています。

161011_takahira_1.JPG

「人の口コミが多くて、ガイドヘルパーさんと
 一緒にいらっしゃる方もいますし、歩行訓練を終わって
 単独で駅までお1人でいらっしゃる方もいますね~」
続けていくうちに、心や考え方、日常にも変化するように
なったと、生徒さんたちからも声があがっているそう。

ヨガ教室を通して、地域コミュニティーを
作っていくことも視野にいれているとか。
「今5箇所あるんですけど、その地域の方々が 
 自主的に開催してくれるのが目的なので。
 神奈川の横須賀では、眼科をやっている先生が、
 チャレンジド・ヨガやりたい、と言ってくださって、
 地域の会場、地域のヨガインストラクターさんで
 開催に至っているので、正に地域コミュニティーです」

東日本大震災後に、ヨガを通じて地域を元気にしたいと
“ふくしまプロジェクト”からの声をきかっけに、
福島県では、福島県点字図書館に会場ができています。
「1回、1時間半くらいで、参加費は、1人1000円です。
 商売というよりも、NPO法人として主催していますので。」
普及を見据えて、費用、スタッフの増員が今後の課題、とも。

今夜の選曲:LASYA / ANOUSHKA SHANKAR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月10日

チャレンジド・ヨガとは? ポーズを見せるのではなく、イメージで伝える。

高平さんと小黒さんが知り合ったのは、
小黒さんの旧友、失明されたカメラマン:カゴミヤさんを通じて。

161010_takahira_1.JPG

「大変なんだけど 結構楽しくやってるよって話してて。
 そしたら、視覚障がい者のヨガの先生面白いから
 連れてっていい?って言われてさ~」と小黒さん。

高平さんがプロジェクトリーダーを務める
チャレンジド・ヨガは、2013年の夏に始まりました。
国立障害者リハビリテーションセンター で
視覚障がいの方、聴覚に障がいもある盲ろうの方と
接している時、ある女性に言われたことが1言がきっかけ。
「視覚障がいの方が、”私たちもやってみたいな、ヨガ”って。
 移動をともなわない、1畳で気持ちよくできるので、
 定期的なヨガを始めようと思いました。」

基本的には障がいをもった生徒さんが多いそう。
そのため、ポーズを見せるのではなく、ポーズを伝えます。
「3ステップが特徴ですね。
 まずは、”虎”とか”蛇”とか、イメージを伝えて、
 2ステップで、会話しながらポーズを直して練習します。
 3ステップで、完成ポーズをしていきます」

今夜の選曲:METAMORPHOSIS / ANOUSHKA SHANKAR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月07日

10月10日から10月14日は

NPO法人 日本カルチャーヨガ協会
チャレンジド・ヨガのプロジェクトリーダー
高平千世さんをお迎えします。

161007_takahira_1shot.JPG

視覚障がいの方々のヨガ、チャレンジド・ヨガとは?
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1970年生まれ。北海道札幌市出身。
2012年、日本社会事業大学
社会福祉士養成課程を修了され、
視覚障がい者や高次脳機能障がい者の
ITやメイクの講師をされています。
週末は、ヨガインストラクターとして活動され、
視覚障がいの方々のヨガ、チャレンジド・ヨガの
プロジェクトリーダーでもいらっしゃいます。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月07日

【Podcasting 第501回 】オオタマサオさん

今回のポッドキャスティングは、10月3日から10月7日放送分、
写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさん。

| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2016年10月07日

収集とは、虚無との戦い! ホーロー看板、前掛け、絵葉書などの保管状況とは?

写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさんは、
ホーロー看板や前掛けなどの他にも、
絵葉書も10万枚収集されています。

161007_ohta_2shot.JPG

逓信省で作られたという、
日本初の絵葉書も所有されています。
「日露戦争の後、第1次 絵葉書ブーム
 っていうのがあって、たくさん出されたんです」
収集家同士で集まって話したり、
商売にはできない、とオオタさん。
以前オープンされていた八ヶ岳のギャラリーは
今では140坪の倉庫となり、7つの倉庫をお持ちです。
「もう、モノを集めるっていうのは、
 虚無との戦いですからね。」

ホーロー看板といえば、ボンカレーの 松山容子さん、
ハイアースの 水原弘さん、アース渦巻の 由美かおるさん など、
看板とセットになっている役者も人気です。

オオタさんのホーロー看板コレクションの中でも
特に貴重なのは、ボンカレーの半年だけ販売された
ビニールパックの看板。
現在10万円程度まで値段が高くなっているそう。

今後も、収集家として、ホーロー研究家として
活動されていくオオタさん。
映画への時代考証もされるかもしれません!

今夜の選曲:KEEP THE FAITH / PATAX

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月06日

モダンな給水塔の写真展を親子で開催。

写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさんの
写真展、『OHTA J+M展 TOKYO WATER TOWER』
新宿queue galleryにて、10/29(土)まで開催されています。

161006_ohta_1.JPG

こちらは親子による展覧会で、
ユニークな形の給水塔の写真が展示されています。
「フォルムがすごいし、こんなにいろんな形があるとは。
 僕も、周れば周るほど、取り憑かれたようになって」
7〜8年前から周り始め、地域を東京に限定し、
モダンな形のみを探して撮影されたそう。

ohtadm-1.jpg

昭和30年代の団地ブームによって
各地にできた給水塔ですが、今後減っていくのでは
とオオタさんはおっしゃいます。
「地震とかあるし、巨大な30mはね。
 最近は平たいのがあるし、
 昭和30年代のモニュメントだと思ってます。」
岡本太郎さんの”太陽の塔”にも
給水塔の雰囲気を感じるそう。

ohta04.jpg

最近では、日本酒やビールメーカーが
酒屋に配る前掛けにも興味を持ち、集められています。
「ワークギアになって、実用があって。
 うまいですね考えた人。歩く広告塔ですよ。」

今夜の選曲:BLACK OR WHITE / PATAX

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月05日

日本の名作映画に登場する、ホーロー看板たち。

写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさん。
映画監督:小津安二郎さんは
”ホーロー看板の始祖”だとおっしゃいます。

161005_ohta_1.JPG

例えば、映画『東京物語』。
登場する美容院のガラスに映る酒屋にさえ、
10種類以上の看板がズラリと並びます。
「トーキー時代(映像と音声が同期した映画)の
 岡田時彦が主演している映画から、
 ずっと看板を撮ってるんですね。もう一本は、『浮草』。
 イントロからいっぱい看板が映ってるんです。」
さらに、若くして亡くなった映画監督、川島雄三さんの
映画『青べか物語』もお気に入りの1作。

「最近の日本映画の残念なことがあって、
 『うなぎ』っていう名作も、
 床屋さんにボンカレーは貼ってあって、、、
 最後のラストにがっくりしちゃいましたね」
“ホーロー研究家”として合格を出したのは、
映画『愛を乞うひと』だそう。

今夜の選曲:THE WAY YOU MAKE ME FEEL / PATAX

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月04日

ホーロー看板の歴史。実は教えたくない、看板探しにイイ地域とは?

写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさんを
お迎えしています。

161004_ohta_1.JPG

木製看板だった江戸時代から、
ホーロー看板へと変化していった明治時代。
「ホーロー看板っていうのは、大量生産ができて、
 耐久性があって、色鮮やかで広告効果が抜群、
 っていうことで明治の中頃広まったんですね。」
イギリスでは200年以上前からあり、
“enamel advertising sign board”と呼ばれていました。
その後アメリカへ渡り、日本にも入ってきたのだとか。
昭和30年にはピークを迎えます。

ホーロー看板を集めるため、
日本全国を旅をされてきたオオタさん。
最初は自宅付近を歩いて探し、その次は自転車、
最終的には車で探すようになったそう。
「基本的にメーカーが作って配るものですから、
 地方の醤油、地酒メーカーなんかは、
 その県内だけ特有の看板かけている場合がありますね。」
オオタさんが思う狙い目の地域は、中国地方だとか!

今夜の選曲:BILLIE JEAN / PATAX

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年10月03日

およそ1700枚を所有!懐かしきホーロー看板探しの旅。

写真家でアンティーク収集家のオオタマサオさんの
著書『琺瑯看板〜懐かしき昭和30年代を訪ねて〜』。

161003_ohta_1.JPG

小学館の雑誌ラピタにて、
3年半連載されていたものをまとめた本で、
現在ではオオタさんは1700枚近くを所有しています。

オオタさんは、ホーロー看板のある現場まで赴き、
持ち主と直接交渉をご自身でされています。
「汗と涙の記録ですね!
 田舎に行くと変な人に思われちゃって。
 1時間粘っても、譲ってくれないんですよ。
 ”30年前からあってメーカーの人に悪い”って」
そこで、オオタさんは、ホーロー学会を作り、
“ホーロー研究家”として名刺を作られたそう。
「かえって警戒されちゃってダメでしたね〜。
 いただける確率っていうのは、10枚に1枚くらいで。」

オオタさんの選ぶ、ホーロー看板御三家は、
”カルピス”、”グリコ”、”ペコちゃん”!

今夜の選曲:WANNA BE STARTIN’ SOMETHIN’ /PATAX

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー

カテゴリー