NIRVANAが大好きだという
4組のミュージシャンからメッセージをいただきました。
◆木下理樹(ART-SCHOOL/KilligBoy)
彼のファッションセンスに影響を受けていて
カーディガンとか古いセーターとかTシャツの組み合わせとかコンバースとか。
それまでのロックスターっぽさはなくて
普通の人でもできるような、でもセンスがよかったり、
女性的だったりもするようなファッション、当時の僕には憧れのような存在でしたね。
あの時期のグランジのバンド達はメロディも優しくて
いわゆるジェネレーションXって言われていた崩壊家庭で育った子たちが
すごく共感もって聞いてたと思うんですよね。
カートがいなくなってしまってすごく残念ですけれど
与えてくれたものは大きいし、残っていくと思うので
安らかにお眠りくださいという気持ちでいっぱいですね。
※ART-SCHOOLはNIRVANAトリビュートアルバム「ALL APOLOGIES」で
「ABOUT A GIRL」をカバーしています。
◆氏原ワタル(DOES)
NIRVANAにはまったのは18か9の頃。
カートがギターを担いで歌っている映像を見て
なんてかっこいい人なんだと、外見から入ったのですが、
曲は曲でポップなのに激しくて、怒りと衝動と…
曲の良さがあの頃のオレとマッチして、
NIRVANAの存在は相当デカかったです。
3ピースってのも当時あんまり見た事がなかったから。
だからオレも3ピースやりたいと思ってDOES始めました。
影響受けた曲もいっぱいあって。
DOESのネバーマインドって曲は、
「明かりを落として危険をみつけた」っていう歌詞があって。
SMELLS LIKE TEEN SPIRITのサビの
「明かりを消した方が危険が少ない」からインスパイアを受けました。
好きだからあんまりいいたくないくらい影響を受けたんだけど。
カートがもし生きてたら…生きててもあんまり変わらないでしょう。
NEVERMINDくらいがピークだったりして
それなりにすごい作品はあるでしょうけど。
ボブディランが生きてるけどあんまり変わってないのと一緒で、
あんまり変わらないと思います。
◆百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)
カートも使っていたフェンダーのムスタングを僕も愛用しているんですが、
かれこれ14、5年使っています。
60年代生まれのギターは本当に高いんですけど、
その中でもムスタングはかなりリーズナブルに買えます。
とにかく壊れない!僕もステージで投げたり、叩いたりしているんですけど(笑)
全然壊れないですね。
カートも当時かなり乱暴に扱っていましたけど
壊れんなぁって思ってたはずですね(笑)
人間カートってのを考えたときにすごくかわいそうだなぁと思ったんですよ。
当時はコートニーラブと結婚して何やってもニュースになるっていうか、
ワイドショー的な見方で雑誌になんでもかんでも書かれて
まだインディーズから1STアルバム出した頃とか、NEVERMINDの頃とか…
純真無垢でステージでただただ騒いでいる田舎の兄ちゃんだったのが
どんどんビッグネームになって私生活も暴露されて
精神的に消耗していく姿も当時リアルに雑誌読んで感じていたので
亡くなった時は正直やっぱりかぁと思ってしまったんで。
そういうのがなかったらもっともっとたくさん作品つくって
ニールヤングみたいないい感じの歳の取り方をしてたと思うんですけど。
※MO'SOME TONEBENDERは
NIRVANAトリビュートアルバム「ALL APOLOGIES」「VERY APE」をカバーしています。
◆Taka(ONE OK ROCK)
4/4にリリースされたNIRVANAトリビュートアルバム「NEVERMIND」で
「SMELLS LIKE TEEN SPIRIT」をカバーしています。
この曲はバンド始める前から知っていて、自然と頭の中に入っていました。
最近この曲をカバーするということで改めて聴いたのですが、
非常にパワフルで内容もずっしりありますし、
僕らがやっているエモとかロックとか、そういうジャンルの先駆け的な印象ですね。
自分がちっちゃいときからこういう音楽がずっと続いてきて、
今自分たちがやっていることはその延長線上なんだなと思います。
彼が音楽業界に残した伝説だったりとか音源だったりすごく影響力がありますし、
僕も影響を受けました。
生きてたらきっと今でも伝説的なロックバンドとしてフェスとか出てたのかな。
今はドラムのデイヴがFOO FIGHTERSやってますけど、
NIRVANAの要素が詰まってて好きです。