2025年09月30日
ロハスなホテルとは?
今週のゲストはホテル評論家で旅行作家の瀧澤信秋さんです。
瀧澤さんは、年間300泊以上という現場経験から、現在のホテル業界が直面する大きな変化について語ってくださいました。まず、話題となったのはホテルの宿泊費高騰についてです。世界的に見て「安い」とされてきた日本のホテル料金ですが、近年は平均して以前の約1.5倍に上がっているということです。この高騰は、大都市や外国人旅行者に人気の観光地に集中している傾向が見られるそうです。
「やっぱ外国人が訪れるところが集中して料金が上がっていくということが言えますね。」
また、チェックインがスマホ一つで終わるなど、ホテルのDX化(自動化・無人化)が進んでいる現状にも触れました。しかし、瀧澤さんは、ホテルというサービスが持つ「ヒューマンウェア」、つまり対人サービスの醍醐味は失われず、今後は人の温かいサービスが改めて注目されていく可能性があるという見解を示されました。
そして、全国を巡る中で瀧澤さんが注目されているのが、この番組のテーマでもあるロハスをコンセプトにしたホテルです。全国チェーンのスーパーホテルは、「ナチュラル・オーガニック・スマートな体験」をコンセプトに掲げており、自然素材を壁に使用したり、眠りに特化した環境づくりに注力しているといいます。
「眠りとロハスってすごく密接な関係があったりするのかなと思ってですね。そうするとスーパーホテルさんの取り組みというのはとても面白いなと僕は前から注目はしていますね。」