2019年12月30日

年末恒例の「今年の1冊」をご紹介!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡さんには毎年「今、読むべき一冊」を
選んで頂いておりますが、今年は?!
福岡さん「今年は私自身60歳になったこともあって、
原点を確かめるみたいなことがたくさんあったんです。
今年は原点を確かめて人生後半を生き直そうという意味で、
「大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件」という本をあげます。
この本は京都の出版社で「化学同人」という
出版社が出している本で、翻訳本なのですが、
大英自然史博物館というロンドンの郊外に
ある博物館にある日、泥棒が入ってきたんです。
何か取られたかと思っていたんですが、
標本がありすぎて何が取られたかわからない。
で、お宝の部類のものは全てあって無事で
大したものは取られていないなと思われていたのですが、
後になって、実は綺麗な羽を持つ、捕獲禁止になっている
特別な鳥の羽根がちょっとずつ盗まれていたんです。
マニアの仕業だったんですが、著者のカーク・ウォレス・ジョンソンが
警察もかくやと思うぐらいの調査を進めて、犯人と思しき
人たちに直撃インタビューとかをしているんです。
なかなか素晴らしいドキュメントになっています。」

今夜の選曲:THE ONLY LIVING BOY IN NEY YORK(WEATHER REPORT)/ THE TENNORS

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月26日

最終的に科学は言葉である?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡先生のツイートされていた中で、
「最終的に科学は言葉である」という
言葉がありましたが、
これはどういうことなのでしょう?
福岡さん「科学と芸術って相反すると
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
科学も芸術も結局のところ、ゴールはこの世界が
どういう風に成り立っているのだとか、
生きているとはなんなのだとか、美しさとはなんなのかとか、
大きな問いを立ててそれに答えようとしているわけですよね。
芸術は、音楽とか絵とか彫刻とか、、、言葉を使わないことに
よって世界を表現しようという試みですよね。
科学の方はみんなに共通するわかりやすい言葉を使って、
世界の成り立ちを解き明かそうとしているので、
やはり科学の1番最後の出口は、分かりやすい言葉で
生命とは何かを問う、私の場合でいうと
「動的平衡」ということですね。」

今夜の選曲:BRIDGE OVER TROUBLED WATER / ARETHA FRANKLIN

来週も福岡伸一さんにお話を伺います!

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月25日

八丁味噌に注目! その美味しいさ、面白さとは?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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今年1年、食べ物番組に出られていましたが、
面白い食材や発見などはありましたか?
福岡さん「ごはんジャパンというグルメ番組なんですが、
旬の食材を探し出してきて、それを調理し、
その旬の食材がなぜ旬なのか? という秘密を探る番組となっています。
旬というのは上旬下旬というように10日ぐらいなんですね。
ですから、本当にその食材が美味しいのは、
1年のうちの10日ぐらいしかないです。
なぜかと言うと、食材というのは生命活動に
よってもたらされたものなので、ちょうど産卵期前とか
植物が栄養をためている時とか、そういう時に
人間が食べちゃうという食物連鎖の真実があるんです。

最近面白いと思ったのは八丁味噌という味噌なんですが、
味噌ってわりと、大豆だけではなく、
米とか麦から作られいるんです。
で、八丁味噌は大豆から作られていて、
しかも酒を使っていた樽を使って、
そこに元々いた酵母とか乳酸菌を利用して、
非常に長い時間をかけて熟成させて旨み成分を増やす。
それから味噌って茶色ですが、着色しているのではなく、
アミノ酸と糖が結びついて起こる
アミノカルボニル反応という特別な反応でなるんです。
茶色になると美味しくなる食材って色々あると思うんですが、
あれ同じ原理が使われているんです。」

今夜の選曲:HOMEWARD BOUND / CHER

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月24日

今年のノーベル物理学賞に注目!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡さんが今年注目したノーベル賞は?
福岡さん「私が注目したのはノーベル物理学賞でして、
ノーベル物理学賞は何を取ったかというと、
太陽系以外の星に地球と同じような星があるんじゃないかと
昔からSFなどでは言われていたんですけど、
太陽のように自発的に光っている星が観測できますけど、
地球のような星は暗くて見えないので
誰にも発見できなかったんですけど、
そういった星が太陽の前を横切った時に
起こる影とか微小なものを観測することによって、
地球のような星があるかもしれない、つまり
宇宙人がこの世界のどこかにいるかもしれない
という扉を開いた、マイヨール先生とケロー先生に
ノーベル物理学賞が与えられたんです。」

今夜の選曲:THE 59TH STREET BRIDGE SONG(FEELIN' GROOVY) / HARPERS BIZARRE

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月23日

注目のダ・ヴィンチ本のお話から、ノーベル賞のお話など、 福岡さんが、2019年、気になったことを振り返ります!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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今年もあとわずかとなりましたが、
2019年の振り返り、
福岡さんが注目したことはなんでしょう? 
福岡さん「2019年というと、レオナルド ダ ヴィンチが
死んだ1519年から没後500年ということで、
人間の文化史の節目の年だなと思いました。
レオナルド ダ ヴィンチの没後500年を記念する
お祭りがヴィンチ村という彼の生まれ故郷の
博物館で、式典があったはずです。」

福岡さんには、レオナルド ダ ヴィンチが
どのように写っている?
福岡さん「今年、ウォルター・アイザックソンという
伝記作家がいまして、彼が上下2冊の
レオナルド・ダ・ヴィンチという大きな本を書きまして、
この本が私の今年の一押しなんです。
この本を読むと、ダ ヴィンチは万能の天才と
言われているんですが、実は悩み多き人生を送った
ということもわかって面白い本になっています。」

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月19日

12月23日から1月2日は

生物学者の福岡伸一さんをお迎えします。

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1959年東京生まれ。京都大学を卒業され、
米国ハーバード大学医学部博士研究員、
京都大学助教授などを経て
現在、青山学院大学教授・
米国ロックフェラー大学客員教授でいらっしゃいます。

| 19:58 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月19日

【Podcasting 第663回】小川さやかさん

今回のポッドキャスティングは、
12月16日から19日放送分、
文化人類学者の小川さやかさん

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2019年12月19日

新著「チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学」

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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今年発売された著書チョンキンマンションの
ボスは知っている:アングラ経済の人類学」、
こちらについて教えて頂けますか?
小川さん「これは2000年代の初頭に、
発展途上国を中心に零細な交易人たちが
中国を目指すというチャイニーズドリームが
旋風していたんです。アフリカもそのうちの一つで、
アフリカ諸国の商人たちも安くて高性能な
中国製品を仕入れに中国を目指していくんですね。
中国を目指して行った人たちの玄関口が香港で、
その香港の交易人とバックパッカーが集まるところが
重慶大厦というところなんです。私はその重慶大厦で
活動しているタンザニア人のブローカーたちと
交易人たちのインフォーマルな交易システムを調査していました。」

今夜の選曲:SOFT PARADE / VULFPECK

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月18日

価値観の違い? 嘘は、知恵の発露?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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タンザニアの現地の人って
結構嘘をつきますけど、
それについてどう考えですか?
小川さん「私自身は、嘘をつくことは
知恵の発露だと思っているんです。
嘘をつく=悪いことだという感覚が全くないんです。
昔、笑いの論文を昔書いたことがあるんですが、
日本の人たちって窮地に追い込まれると、
見苦しい言い訳をしたりですとか、逃亡したりですとか、
逆ギレしたりとか、不可思議な人間行動をとってしまう、
(普段は)立派な行動しているけど、
本当は怒りっぽいのかなとか、
弱い人なのかと思ってしまいがちなんですが、
彼らはそうは思わないんですね。窮地に置いて出てくるのは、
その人の本性や、素顔じゃなくて窮地は窮地なりの
いろんな切り抜けパターンがあると思うんです。
私たちは窮地に追い込まれた時に恥ずかしい
行動をしたくないと思うから、窮地が怖いと思いますけど、
なるほど、この人はこう切り抜けパターンがあるのか!
以上終わりみたいな。そう思うと、心が軽くなりますよね。」

今夜の選曲:LOST MY TREBLE LONG AGO / VULFPECK

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月17日

タンザニアのスラムでの生活ぶりは?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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タンザニアのスラムでの生活ぶりは?
小川さん「確かに生活は大変なのですが、
結構楽しんです。若い人たちばかりなんです。
私が当時暮らしいた、都市の人口って
30歳以下が8割、40歳以下が9割みたいな世界なんです。
そうすると長屋の寮って大学みたいな感じで、
何を話すかというと、好きな人の話や恋バナ、
仕事の話、スポーツの話、音楽の話みたいな
感じのことを、毎晩やっているんです。」

今夜の選曲:LOVE IS A BEAUTIFUL THING
/ VULFPECK FEAT.THEO KATZMAN/MONICA MARTIN

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月16日

タンザニアの商人の仕事と生活を調査、その活動とは?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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小川さんは長年、タンザニアで、
マチンガという行商人の生活と
仕事の調査をされてきています。
足掛け何年になるのでしょう?
小川さん「最初にタンザニアに行ったのが2000年度なので、
もう19年くらいになります。もともと経済活動に興味が
あったんです。あとはゴミゴミしたところが好きで、
農村とかよりも都会の方がドキドキするという理由ですね。
そんなに深い意味はないんですけど。
(現地では古着を売っていた?) 
そうですね。初め指導教員には木工職人の徒弟制度に
ついて調査をしますと言っていたんです。
ただ、あまりうまくいかないこともあって、
路上商人の方が華やかに見えて、
あっちにしようってなったんです。」

今夜の選曲:LOST MY TREBLE LONG AGO / VULFPECK

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月12日

12月16日から12月19日は

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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1978年愛知県生まれ。日本学術振興会特別研究員、
国立民族学博物館研究戦略センターを経て、
現在、立命館大学大学院教授。  
専門は、文化人類学とアフリカ研究。
著書『都市を生きぬくための狡知』で、   
2011年サントリー学芸賞を受賞されていらっしゃいます。

| 19:59 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月12日

【Podcasting 第662回】植田哲也さん

今回のポッドキャスティングは、
12月9日から12日放送分、
株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さん

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2019年12月12日

未来のBリーガーの育成、それ向けた活動とは?

株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さんをお迎えしています。

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未来のBリーガーの
育成も行なっているそうですね?
植田さん「我々としては子どもたちに夢と
言ったら、変ですが、バスケットボール選手で
元々地元でミニバスケをやっていた子が
ビー・コルセアーズの選手になったと、
自分たちのやっている競技がプロにも行けるんだと
という部分を見せてあげたいと思っているんです。
なので、スクールの活動もやっていまして、
B.LEAGUEの中でもアカデミー事業は
1番発展しているんです。神奈川県内で
1300人ぐらいのお子さんをお預かりして行なっています。
技術的な指導だけではなくて、大人になっていく上で
社会的な体験も含めてカリキュラムを作っております。」

今夜の選曲:SPACE JAM / QUAD CITY DJ'S

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月11日

チアリーダーズも凄い! バスケットボール観戦のススメ。

株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さんをお迎えしています。

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植田さんのチーム、
横浜ビー・コルセアーズは、
チアリーディングも凄いと聞きました。
植田さん「我々のチームで一つ誇れるものとして
あるのがチアなんです。B-ROSEというチアリーダーの
チームがあるんですが、B.LEAGUEの関係の方などにも
B-ROSEいいねって仰って頂いておりまして、
我々としても嬉しく、素晴らしい仲間であり、
素敵なコンテンツであります。
(チアの)毎年オーディションをしまして、
そこから選抜された方が次年度のチアリーダーとなると。
我々が1番気をつけていること、まずは、
お客さんの前で素敵なパフォーマンスをできること。
さらには一緒になって選手を応援する、
ご来場になった方に楽しんで頂くことに徹する、
そういうところが評価されている
ところなんじゃないかと思います。」

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©B-CORSAIRS/T.Osawa

今夜の選曲:STAND DOWN / LITTLE MIX

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月10日

地域への貢献とホームタウン集客の為の活動とは?

株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さんをお迎えしています。

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地域密着のチームを目指している
ということで、どういった活動を?
植田さん「私たちも大きな母体があるわけではないので、
僕らがお役に立つとか存在意義を出すところって
どこだろうとした時に、やはりホームタウンの
横浜ってところなんですね。
または我々をサポートしてくれる方々なんですね。
そういった方々に我々が
どう貢献できるかというと地域密着。
バスケットボール、プラスαで価値を提供できるかが課題ですね。」

代表取締役に就任して以降、
どのように改革しようとしているのでしょう?
植田さん「やはりお客様がどういう形で来ていただけるか。
どのように楽しんで頂けるかが、1番大事かなと思っております。
なので、今年のビー・コルセアーズの活動全てを
ホームゲームに繋げていこうよというところなんです。」

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©B-CORSAIRS/T.Osawa

今夜の選曲:ALL FOR ONE / HIGH SCHOOL MUSICAL CAST

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月09日

発足4年目を迎えるBリーグで奮闘するチームの運営状況とは?

株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さんをお迎えしています。

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まず、B.LEAGUEのことを教えて頂きますか?
植田さん「B.LEAGUEというのは、
男子のプロバスケットボールリーグという形でありまして、
現在は全校に48クラブあります。
今から4年前に発足したんですが、発足した際に
サッカーも立ち上がられた川淵さんがバスケットも
立ち上げられまして、改革をしていきました。
現在はJ.LEAGUEにもJ1,J2,J3とあるように、
B.LEAGUEに関してもB1,B2,B3と分かれています。
これは強いほど1に上がっていきます。」

植田さんのチーム、
横浜ビー・コルセアーズ全体は
どのぐらいで運営しているのでしょう?
植田さん「だいたい50名ぐらいで、
大きく分けるとフロント、チーム、チアに分かれています。
チームには現時点で所属しているのが14名、
プラス、GM、ヘッドコーチなど、チームスタッフがおります。
フロントスタッフというのはチームを
支える資金を集める営業がいたり、
あとはホームゲームを運営するスタッフですとか、
演出をしていくスタッフが20名ぐらい。
あとはチアリーダーのチームですね。」

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©B-CORSAIRS/T.Osawa


今夜の選曲:BASKETBALL / KURTIS BLOW

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月05日

12月9日から12月12日は

株式会社 横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也さんをお迎えします。

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1971年生まれ山口県出身、東洋大学卒業後                  
クレジットカード会社、
広告会社勤務を経て2013年7月に、              
プロバスケットボールチーム
横浜ビー・コルセアーズの球団代表に就任。      
そして今年7月には、代表取締役に就任されていらっしゃいます。

| 19:58 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月05日

【Podcasting 第661回】山口太一さん

今回のポッドキャスティングは、
12月2日から5日放送分、
きりんカルテシステム株式会社
代表取締役社長の山口太一さん。

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2019年12月05日

山口さんが考える今後の医療のあり方とは?

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役社長の山口太一さんをお迎えしています。

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山口さんが考える今後の医療のあり方は?
山口さん「テクノロジーやAIが進んでいくと、
問診や診察も全部AIがやってくれるみたいな
話があると思うんですが、医療として対面で
向き合う暖かさみたいなものとかは、
やはり無くなってはならないと思うので、
そういうところに時間をさけるように、
うまくAIやテクノロジーを使うことが大事だと思っています。
医師が提供できる価値、薬剤師が提供できる価値を
発揮できるために、僕らとしても
貢献していかなければいけないなと思います。」

今夜の選曲:SOPHISTICATED LADY / DUKE ELLINGTON

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月04日

アメリカに見る電子カルテの事例

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役社長の山口太一さんをお迎えしています。

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アメリカで行われている
電子カルテの事例があると聞きました。
山口さん「無料で電子カルテを
使ってもらおうというのは、
元々アメリカでそういう事例があったからなんです。
アメリカは日本と法規制が違って、
アメリカの場合は電子カルテに広告が出るモデルなんです。
日本ではなかなか広告を載せるのは難しいので、
違う形での収益化を考えなければいけません。」

今夜の選曲:I'LL GET BY / BEN BERNIE AND HIS ORCHESTRA

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月03日

クラウド型電子カルテ、普及率への課題は?

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役社長の山口太一さんをお迎えしています。

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クラウド型電子カルテの普及率が
低い要因はどこにあるのでしょう?
山口さん「電子カルテ自体が
かなり高額になっています。特に10年 20年の
単位で考えますと投資額として、
1500万〜2000万ぐらいの投資額になってきます。
いわゆる一般的なクリニックさんが導入すると
なるとコスト面のハードルが高いかなと思っております。」

高齢化社会が進んでいくなかでの医療問題で、
過疎地域は深刻だと思いますが、
山口さんたちの活動というのは?
山口さん「最近、山間部や離島の中で、
我々のカルテを使いたいという声が増えてきています。
特に離れたところだと先生(医者)が通われて診察を
しているんですが、週2回しか行けないという状況が
よくあります。その中でもし、先生がいなかった時に、
その人の情報はどうしたら連携できるのかということを
考えると紙カルテで物理的にあったらまず見ることが
難しい。そういう意味で何かあった時の対応だったりとか、
先生が変わっても診療が続けられるために
電子カルテで情報が保管されていることって
すごく重要だなと思っております。」

今夜の選曲:THE BIG NOISE FROM WINNETKA
      / BOB CROSBY AND HIS BOB CATS

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2019年12月02日

クラウド型電子カルテで医療に貢献、現在の普及率は?

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役社長の山口太一さんをお迎えしています。

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山口さんの会社「きりんカルテシステム」の
事業概要をご紹介いただけますか?
山口さん「我々は、入院施設のない、街の診療所に
クラウド型の電子カルテを無料で提供しています。
医療の業務内で言うと、効率化だったり、
ペーパーレスになったりですとか、
今後は診療所から病院に患者さんの情報を
連携させたりですとか、そういうことが
しやすくなってくると思います。」
「まずは紙であるものを電子化する。
且つそれをクラウドにあげるということをしていまして、
今はまだ電子カルテの普及率が4割程度なんです。
そこを変えていかないと今後の動きに繋がらないな
というところがありまして、
まずはそこを推進したい思いが強いですね。」

今夜の選曲:I'VE HEARD THAT SONG BEFORE
/ HARRY JAMES AND HIS ORCHESTRA

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク


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