2019年01月31日
2月4日から2月7日は
滝川クリステルさんをお迎えします。
テレビやラジオなど、メディアで活躍する一方で、
保護犬・保護猫や生物多様性保全のための
活動を精力的にされていらっしゃいます。
2014年に設立された一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの
活動主旨と、設立の経緯についてたっぷりと伺います。
滝川クリステルさんをお迎えします。
テレビやラジオなど、メディアで活躍する一方で、
保護犬・保護猫や生物多様性保全のための
活動を精力的にされていらっしゃいます。
2014年に設立された一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの
活動主旨と、設立の経緯についてたっぷりと伺います。
写真家 ハービー山口さんをお迎えしています。
ハービーさんは、大阪芸術大学と九州作業大学の
客員教授でもいらっしゃるそうなのですが、
大学では何を教えているのでしょうか?
ハービーさん「九州産業大学のことで言うと、
毎年1年生を持つんです。それを4〜5年やっています。
高校で手間もなくの子が男女半々ぐらいの割合で
入ってくるんですね。写真になんとなく興味があって
入ってくるんですけど、どういうテーマとか
ビジョンでというのは持っていないんですね。
なので、僕が教えられることとしては、自分を生かせられる、
表現方法を見つけようと、そして最後には人の役にたつ
人間になろうじゃないかと。自分のことばかり考えるんじゃなくて、
人様のいろんなことを考えて共生して、
みんながハッピーになるようなことを
実践できるような大人になっていこうよと。」
今夜の選曲:HANG ON ME / ST.VINCENT
写真家 ハービー山口さんをお迎えしています。
大正大学の学生と作り上げた展覧会が、
大学のキャンパス内のアートスペース
「ESPACS KUUエスパス空」で開催されています。
どんな写真展なのでしょう?
ハービーさん「学生を実際に教えているのが、
太田菜穂子さんというキューレータの方なんですが、
写真展を国内外やられていて、
「東京画」というタイトルで東京をテーマにした
展覧会を国内外でやられているんです。
その一環で大正大学でもやることになりました。
大学が西巣鴨にありまして、おばあちゃんの原宿
と言われる刺抜き地蔵通りがすぐ近く。
私がおばあちゃんたちを撮り下ろしたんですね。
年代が違う大学との共生、共に生きるということを目的に、
写真学科ではない学生なんですけども実際に、
刺抜き地蔵通りでの撮影も手伝ってもらって、
私が撮影した写真の許諾書なんか学生たちにとってもらう。
学生、僕、被写体の初対面の方、みんな交わって暖かいものを作る。
その制作過程も共生するようにしたんです。
今夜の選曲:RELAX / SUPERORGANISM
写真家 ハービー山口さんをお迎えしています。
昨年発売されたハービーさんの
写真集「新編 代官山17番地」。
代官山17番地にあった同潤会代官山アパートの
建物と人々を捉えた写真集ということですが、
これについて教えてください。
ハービーさん「20年前に「代官山17番地」という
別の出版から出した写真があったのですが、それは絶版になりました。
今回のは新編で使っていないカットがたくさんあるので、
新しい未使用カットも編集して使いました。
印刷はオリジナルよりかは新しい方が好きですね。
福山雅治さんの写真も昔使っていなかったカットも
事務所の方に相談して、ご本人のOKも頂いて使っているんですね。
今夜の選曲:SOMETHING FOR YOUR M.I.N.D. / SUPERORGANISM
写真家 ハービー山口さんをお迎えしています。
昨年発売されたハービーさんの
写真集「新編 代官山17番地」。
代官山17番地にあった同潤会代官山アパートの
建物と人々を捉えた写真集ということですが、
これについて教えてください。
ハービーさん「代官山には同潤会アパートの
結構大きいものがあって、関東地方には十数件かあるんですね。
みなさんがよくご存知なのが、表参道ヒルズにあった
同潤会アパート。とてもいい雰囲気で良いアパートで、
建築学的には今でも資料として良いヒントが散りばめられている
建物なんです。素人の私から見ても代官山17番地にあった
同潤会代官山アパートを見に行くと
今でもとっても良い雰囲気を感じるんです。
森があって、木々があって四季折々の表情がある。
その中で代官山ならではの若いシャレた人々が行き交う。
昔からの住んでいるようなおじいちゃん達とふれ合いがある。
なんかそこに行くと僕は幸せだったんです。
それが1996年、その2年ぐらい後に再開発で
壊されてしまうことになったんです。
その時に、是非この建物を写真に残さねばと決意したんです。
今夜の選曲:FEAR THE FUTURE / ST.VINCENT
写真家 ハービー山口さんをお迎えします。
1950年東京生まれ。
1973年にロンドンへわたり写真家として
活動をスタートされ、10年滞在して
帰国後も日本とヨーロッパを行き来しながら
著名人から市井の人々までを
撮り続け活躍されていらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、
1月21日から1月24日放送分、
株式会社ラコタ取締役社長の血脇弾さん
株式会社ラコタ取締役社長の血脇弾さんをお迎えしています。
普段革靴を履かない人に対して革靴の
オススメポイントを教えてください。
血脇さん「靴が軽すぎると体に力が入ってしますので、
ランニングとかの時はいいと思うのですが、
日常使いはある程度重さがあった方が振り子の原理で
少し足を出しただけでも前に進むことができるんですね。
革靴が重いということにもある程度理由があります。
また、天然素材を使っていますので、
スニーカーだと張替えができなかったりするんですけど、
「オールデン」製法だと張替えができたりするので、
物を長く履くという意味では、こちらの方が良いかなと。」
今夜の選曲:HA / CHARLIE VENTURA
株式会社ラコタ取締役社長の血脇弾さんをお迎えしています。
血脇さんは2016年に、ドイツの酒「ウンダーベルク」の
日本親善大使に任命されています。この経緯は?
血脇さん「はじめにこれを紹介してくれたのが、
新丸ビルの中に「来夢来人」というスナックがあるんですが、
そこの佐藤社長が一緒に飲んでいると最後に
これを飲もうと言って出してくれていたんです。
そこで僕は「ウンダーベルク」を知りました。
それからたまたま僕に、ドイツ人のパートナーがおりまして、
彼と「ウンダーベルク」の話になったんです。
そしたら彼が「ウンダーベルク」がすごい好きな日本人が
いるんだと「ウンダーベルク」本社に連絡してくれていたんです。
そしたら本社からノベルティみたいなものを頂いてそれを
「来夢来人」とか自分の知っているバーに置いていたんです。
その写真撮ったりして報告してたら、一度本社に来てくれと言われ、
そこでノベルティをうちの革製品で作ったりしてプレゼンをし…
そんなことしていたら面白いからまた会ってみたいと言われ、
そこからまたちょっと期間が空いたんですが、
親善大使に任命して頂いたんです。」
今夜の選曲:BERNIE'S TUNE / LEE KONITZ WITH GERRY MULLIGAN QUARTET
株式会社ラコタ取締役社長の血脇弾さんをお迎えしています。
血脇さんが運営されている
ALDENの輸入代理店「ラコタハウス」が
昨年丸の内の二重橋スクエアにもオープンされました。
血脇さん「オープン当日は、前日の夜からお客様に
お並び頂きました。丸の内では開業前にお客様が並ばれることは
初めてだということで、評価して頂きました。」
お客様の年代は?
血脇さん「今は40代がメインでいらっしゃいますね。
それ以上、上の方だと自分が履いていた靴がいい靴だったので、
息子さんの成人式にプレゼントするとか、
就職のお祝いにとか、結婚式の憂の返しとか。
そういう意味では若い方にも買って頂けているので、
広い層に支持いただいたいますね。」
今夜の選曲:TWISTED / LAMBERT,HENDRICKS & ROSS
株式会社ラコタ取締役社長の血脇弾さんをお迎えしています。
アメリカの革靴ブランド「ALDEN」の
血脇さんはその輸入総代理店ということですが、
まず「ALDEN」について教えて頂けますでしょうか?
血脇さん「「ALDEN」は1884年創業のアメリカの
紳士靴なんですが、何故こんなに人気があるかというと
履き心地なんですね。他者の靴屋さんだと、
良い革を作って見た目が良いというのもあるんですけど、
うちのは履き心地が良いということで皆さん評価されています。
(他社との)1番の違いは何かというと「木型」です。
何種類も木型があって、そのうち日本人に合う木型を
選んで紹介しているというのが大きなところだと思います。」
今夜の選曲:OOP-POP-A-DA / DIZZY GILLESPIE AND HIS ORCHESTRA
映画監督の渡辺智史さんをお迎えしています。
映画の撮影を行なった山形県酒田市、
ここは昔栄えた港ですよね?
渡辺さん「そうですね。北前船の起点になる場所で、
酒田市は庄内平野と呼ばれれている場所に酒田市が
あるんですけども、お米の産地なんですね。
そこで取れたお米と紅花を酒田から日本海を経由して、
大阪の堺を経由して江戸まで運んでいいたんです。
とにかく大いに栄えた街なんです。
歴史的な建造物もまだ残っている街ですね。」
今夜の選曲:LIKE SOMEONE IN LOVE / 佐津間純 & 後藤輝夫
映画監督の渡辺智史さんをお迎えしています。
現在公開中のドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」、
渡辺さんがこの映画に込めた思いは?
渡辺さん「今回映画を撮影するにあたって、
将来現役で働くことの喜びや生きがいを映画の中で
描きたいなと思って撮影を始めました。ただ実際のところは、
井山さんは、仕事が大好きなので朝から晩まで
働き続けてきましたから、息子さんや娘さんから見る
眼差しというのは、非常に冷ややかなんですね、
そのギャップがまた井山さんの人柄を際立たせる
チャーミングなエピソードになっています。
とにかく商売が大好きな父親と小さい頃 食卓を囲むことが
あまりなかった息子さん、娘さんから見る父親像が
少し離れているんですね、それが映画の中で近づいていく、
家族の絆が少しずつですけど、取り戻していく姿も描いています。
あとは、実際に井山さんの奥様が撮影に直前に亡くなられて、
その… 誰しもが経験する身内との死別という部分も描いています。
そういった家族との変遷もありながら最後は、井山さん自身が
バーに集まってくるお客さんとの会話を楽しんでいる中で、
生きがいを見出してやっている姿が
とてもハートフルなものになっています。」
今夜の選曲:BUT BEAUTIFUL / 佐津間純 & 後藤輝夫
映画監督の渡辺智史さんをお迎えしています。
渡辺さんが監督された最新作 映画『YUKIGUNI 』が、
現在公開中です。92歳の現役バーテンダーの半生を描いた
ドキュメンタリー作品ですが、改めてご紹介頂けますか?
渡辺さん「主人公の井山計一さんは、大正15年生まれで、
御歳92歳の現役バーテンダーです。山形県の酒田市、
海側にある港街なんですが、そこで長年カクテルを
作り続けていらっしゃって、日本のスタンダードカクテルの
中でも60年以上カクテルブックに載っている“雪国”という
カクテルを作られてた方なんです。
その井山さんが映画の主人公になっています。」
渡辺さん「地元の方もそうですが、県外から来られる方が
多くてですね、“雪国”を作られた井山さんということで、
遠方から来られるようなお店です。」
今夜の選曲:TEACH ME TONIGHT / 佐津間純 & 後藤輝夫
映画監督の渡辺智史さんをお迎えします。
1981年山形県鶴岡市生まれ。
鶴岡市を拠点にドキュメンタリー映画を
制作され、映画「よみがえりのレシピ」は、
香港国際映画祭、台湾国際映画祭でも好評を博し、
昨年公開の映画「おだやかな革命」もロングラン公開。
そして現在、最新作、映画『YUKIGUNI 』が
ポレポレ東中野とアップリンク渋谷で公開中です。
音楽家で映像作家の高木正勝さんをお迎えしています。
最新アルバム『Marginaliaマージナリア』について。
この作品は基本編集をされていないとお聴きました。
高木さん「そうですね。最近は家とかで音楽が作れるようになって
コンピュータで皆さんするんですけど、重ね撮りをしたり、
編集をしたりするのがどこまでもできるようになったんですけど、
例えば鳥が外で鳴いていたら、鳥の声だけど撮って、
あとから、ピアノとその鳥の声を混ぜ合わせるということも
するんですけど、僕はそうじゃなくて、鳥が鳴いているのに
合わせてピアノを弾いたり、ピアノに合わせて鳥も鳴くので
それも撮りたいなと思っているんです。
向こう(鳥も)ちゃんと聞いているんですよ。
ちゃんとタイミングよく鳴いてくれるし、
こっちが構わず弾いているとバーっと去っていってしまいますね。
今夜の選曲:MARGINALIA #8 / 高木正勝
音楽家で映像作家の高木正勝さんをお迎えしています。
高木さんは、細田守監督の映画作品の
音楽を担当されています。これのきっかけは?
高木さん「初めて担当させてもらった時は、
3ヶ月前に連絡が来て急遽できないか?
ということだったんですけど、1作目の
「おおかみこどもの雨と雪」以降は毎回、
呼んで頂けるようになりました。
僕自身はもともと音楽より、映像を撮っていたんですが、
その映像に自分で音楽をつけていたんです。
それがいつの間にか、映像に音楽つけてくださいという
仕事が増えていきまして、今はそちらをメインに活動しています。」
今夜の選曲:MARGINALIA #3 / 高木正勝
(最新アルバム「マージナリア」より)
音楽家で映像作家の高木正勝さんをお迎えしています。
初の著書『こといづ』ついて。
まずのタイトルの「こといづ」とは
どういうことなんでしょう?
高木さん「最初、編集を担当してくださった
井口さんが提案してくれたんです。
意味を聞いたら造語だそうで、物事とかの“こと”が“出る”
ということだと思うんですけど、
言葉が出てくる、溢れてくるという意味だと。」
高木さんの最新アルバム『Marginaliaマージナリア』、
こちらは自宅のスタジオで録音されたそうですね?
高木さん「昔、蚕小屋だったところを
スタジオとして使っています。防音とかはなくてですね、
土壁なので隙間とかがいっぱい空いているんですね、
虫や鳥の声が閉めても入ってくるので、それが良いんです。」
今夜の選曲:MARGINALIA #1 / 高木正勝
(最新アルバム「マージナリア」より)
音楽家で映像作家の高木正勝さんをお迎えしています。
初の著書『こといづ』にも今の暮らしぶりが
書かれてありましたが、あらためて高木さんが
暮らしている兵庫県丹波篠山について教えてください。
高木さん「京都府と兵庫県の県境になりまして、
京都市内からだと車で2時間はかかります…
デカンショ節がや、丹波篠山が有名で、
人口は、うちの集落で言いますと20人ぐらいですかね。
(丹波篠山へ移住した決め手は?)特に大きな理由が
あったわけではないんですけど、震災の後にもう少し
田舎に引っ越したいなというのがあったのですが、
中々京都で探すと地名が有名なこともあって、
家が見つからない状態が続いたんです。そんな中、
うちの母方が兵庫の生まれだったんですが、
兵庫県調べてないなと思って調べて見たら、
その最初に出てきたのが今の家だったんです。」
今夜の選曲:MARGINALIA #28 / 高木正勝
(最新アルバム「マージナリア」より)
生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。
毎年恒例になりました
「今、読むべき一冊」を教えてください。
福岡さん「大英博物館の向かいに老舗の
古本屋があるんですね。大英博物館 ロンドンと言えば、
ダーウィンの進化論ですが、1858年初版が出ていて、
わずか数百冊しかないので、オークション出たりしたら、
1000万円ぐらいしちゃうすごいものなので、
中々手が出ないですが、その10年から20年にかけて、
第6版まで改訂が出ているんです。1870年代の第6版目だったら
割と手が届く値段なんですね。
それを欲しいなと思って、その大英博物館の向かいに老舗の
古本屋のおばあさんに「進化論(Origin of Species)はありますか?」
って聞いたら、奥からそれを持ってきてくれたんです。
これはもちろん日本語訳もあります。
生物学者も実は進化論をちゃんと読んだって学者はあまりいないんです。
みんな進化論の理論は知って、それに立脚して仕事しているんですが、
本当の原点をきちんと読んだ人はあまりいないので、
もう一度、進化とは何か? 知るためにも進化論を
ちょっと紐解いて見るのはいいんじゃないかと思います。」
今夜の選曲:THE BLUE DANUBE / KARAJAN(HERBERT VON)/BERLINER PHILHARMONIKER
生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。
福岡先生が監修された、
フェルメール「音楽と指紋の謎」展が
恵比寿で開催中です。
福岡さん「「音楽と指紋の謎」展という
タイトルを付けました。私はフェルメールオタクなので、
フェルメールをいつも顕微鏡で見るような視点で
細部を隈なく見ているわけですね。そうすると、
フェルメールの小宇宙の中には、これまで気がつかなかった
ディーテルが見るたびごとに発見されるんですね。
フェルメールは汲めども尽きぬ謎の源泉な訳です。
フェルメールはあらゆる細部を制作に書いた人なんです。
机に置いてある本や、棚にある地球儀や天球儀まで
現物そっくりに書いてあることがわかっているんです。
我々のリクリエイトフェルメールは、デジタル的に、
フェルメールを解析して360年前の色とか、
筆遣い、そのゼロ地点に戻すというのが我々の売りなんです。」
今夜の選曲:CIRCUS / 久石譲