2018年04月26日

5月1日から5月2日は

ソトコト副編集長 小西威史さんをお迎えします。

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5月18日から開催される
“ロハスデザイン大賞2018”についてのお話伺います。

| 19:57 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月26日

【Podcasting 第579回】山田敏夫さん

今回のポッドキャスティングは、
4月23日から4月26日放送分、
ライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さん

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2018年04月26日

新しい市場作りを。 0から1を生み出すモノづくりと山田流のブランド構築とは?

今週はライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えしています。

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山田さんが今、目標としていることとは?
山田さん「新しい市場を 作ることが1番大切だと思っています。
やはり奪い合う世界というのは、必ず誰かが泣くんですよね。
奪い合う世界ではなくて、小さくてもいいから、
自分たちの池を作りたいなと思っていまして、
それって何が大切かというと全てに対して0から
作らなけばいけない。例えばファッションでいうと、
1年間=52週で、52週MDって考え方が主流でして、
52週間商品を出し続けるんですね。でもアパレル業界の方に
52週なぜやるんですか? と聞いても誰も
答えを持っていないんです。結局消化率と言われる服が
売れる数は大体50%か、良くて60%と言われる中で
なぜのその設定なんですか?って聞いてもまぁセールとかを
考えるとこうしなきゃいけないと答えるんですね。
でも現実は、作ったやつの半分以上が捨てられる
前提で作られると。ジーパン1本作るために少なくとも
1万リットル、普通でいうと10万リットルかかると
言われていまして、1人の人間が10年使う水分を使うんですけど、
それを何百万本も未使用で捨てられるわけです。
だから、去年1年間でアメリカでは5兆円分捨てられたんです。
同じファッション・アパレル業界とはいえ、
全然違う切り口で0から作らなけばいけないというのがチャレンジですね。」

今夜の選曲: LADY MADONNA / FATS DOMINO

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月25日

あなたが今着ている服は何製?…  留学先 フランス パリで学んだ本物のブランドとは?

今週はライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えしています。

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ご実家は、老舗の洋服屋さんだとお聞きしました。
山田さん「地元が熊本で、ちょうど去年が
創業100年だったのですが、老舗の服屋で生まれ育ちました。
店の上に家があったので、典型的な商店街の
息子といった感じです。部活がない日は店番とかやっていました。
よかったなと思うのは、仕立てのいい服に囲まれていて事です。
当時って大店法があったりで近くにイオンができたり、
イトーヨーカドーができたりいろんなものができたんですね。
でも、結局うちの実家って残っていたんです。
それって仕立ての良いものを丁寧にお客さんに売って
いっているんだっていうのが、僕も店番しながら
染み付いていまして、そこが僕の原点になったんです。」

学生時代にフランスで留学されていたとの事ですが、
その時のお話を聞かせてください。
山田さん「20歳ぐらいにフランスのパリに留学した時、
初日に空港から市内にいく地下鉄の中でスリにあって
しまいまして、全財産失うという本当にマヌケなことがありました。
そこからが悪夢というか、本当にお金がなかったので
最初は公園にいてとかしていて、大使館にもいってみたんですが
結局1円も貸してもらず… 仕事見つけなければならない中で
ようやく見つけたのが、Gucciパリ店の地下の
ストックを整理するという仕事で、
永遠にストックに値札付けをしていたんです。
そのうちに、Gucci、HERMES、Louis Vuittonとかの
仲間が徐々に出来ていったんですが、その時に彼らが当たり前に
いうのが、モノづくりからしか本物のブランドは生まれない
と言っていたんですね。モノづくりが基盤にあってその上で
デザインとかいろんなものが乗ってくるんだと。
お前、何製着ているの? って聞かれた時に当時の僕は
何製着ているかなんて知らなかったですね。
どちらかというと、デザインとかロゴとか値段で決めていたんで、
何製かはどうでもいいと思っちゃっていたんです。
日本には何で本物のブランドがないんだって言われたこともあって、
いやある!といろんなブランド答えたんですが、それ全部日本製か?
と言い返されたんですが、知らなかったんです。じゃあ調べてみようって
調べたら全部メイドインジャパンじゃなくて…
この時に、世界一流ブランドって日本からできないんじゃないか?
って思いまして、これはもう考え方変えて、僕が日本のモノづくり、
ブランドを作ろう!って思ったのが今のことにつながっているんです。」

今夜の選曲:OB LA DI,OB LA DA / ARTHUR CONLEY

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月24日

全国の工場をひたすら廻り続けて営業。その苦労と珍エピソードとは?!

今週はライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えしています。

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ブランドを一緒に作り上げている工場は現在何社?
山田さん「今は55社が最新です。青森から沖縄まで
55箇所あるので1箇所1箇所回るのも最近は大変だなと
思いながら旅をしています。」

55社集めるのにこれまで
どのくらい工場を回られたのでしょう?
山田さん「日本全国ですと、現在会社を初めて6年なのですが、
600社は越えました。月に大体10社ぐらいは行っているんですが、
工場って守秘義務契約があるので、自分たちが表に出る
ということを禁止されているんですよね。
なのでほとんどの工場さんはホームページが無くてですね、
現地の駅に行って、公衆電話を探してタウンページの上から
電話をしていくという今の時代にあってはならないような
ことを今もやっているんですね。
公衆電話の電話帳(タウンページ)も更新されていないものが
多いので、例えば5年ぐらい前のものから電話すると
10あったとしたら半分ぐらいは潰れていまして、
そのさらに半分は、聞く耳を持ってくれず…
ただ、タウンページには住所も書いてありますので、
挨拶だけでもさせてくださいという形で回っているのが現状ですね。
(会社を立ち上げて)最初の方辛かったのは、中々工場が
一緒に取り組んでくれない時期が多かったんですね。
エピソードとして、未だに覚えているのが、
一応スーツを着て工場を回っていたんですけど、田んぼの真ん中で
街の町内放送が流れまして、“スーツを着ている男性が街を
うろついているので皆さん気をつけてください”というのが
流れたんです。まさか自分とは思わなくて
田んぼの周り見渡したら、スーツ着ているの
僕だけしかいなかったんですね…(笑)」

今夜の選曲:ARTHUR CONLEY / ARETHA FRANKLIN

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月23日

メイドインジャパンの 工場直結ブランド“Factelier” その運営方式とは?

今週はライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えしています。

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運営されている通販サイト「ファクトリエ」が扱う、
ファクトリーブランドについてご説明いただけますか?
山田さん「“ファクトリエ”はシンプルに言いますと、
野菜の産直みたいに工場直結で服を売っています。
特徴は2つありまして、1つは全部インターネットで
工場から直結の服が買えます。中間流通がないので、
お客さんが手頃な値段で買えるんです。もう1つは工場側が
値段を決めているということです。希望小売価格があって、
そこから原価率で価格を決めるのでなく、工場さんが
使える技術や素材を一番良いものを使ってもらって、
それを僕らが受け入れて販売するという流れです。
高付加価値をつける、ただそれがあんまり高くならないように
ネットを活用するってことを服でやっております。」

今までにこのような仕組みを実践していた人はいなかった?
山田さんが初?
山田さん「そうですね。多分いくつか理由があると思うんですが、
日本というのは村社会なので、中間流通… みんなで幸せになりましょう
というのがあって、商社がいたり、アパレルがいたり、卸売がいたり…
あらゆる人たちが儲かるように形にしましょうというのが
多いんですね。それから、工場情報をオープンにするというのは
日本のファッション業界ではタブーだったと思っていまして、
例えば、競合にその工場が取られるとか、もしくは有名な雑誌に
出ている服でもこんなところで作っているのか… みたいな
理想と現実のギャップなどいろんなことで
作り手を紹介するのはタブーだったので、あんまりそういうことを
することがなかったんです。ただ、私はそういった作り手を
紹介するってことをしたかったので、工場の名前や住所、
誰が作っているかも全てサイト上でオープンしているんですね。」

今夜の選曲:DAY TRIPPER / OTIS REDDING

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月19日

4月23日から4月26日は

ライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えします。

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1982年熊本県生まれ。
大学在学中にフランスに留学し、グッチ・パリ店に勤務。
大学卒業後、東京ガールズコレクションの
公式通販サイトfashionwalker.comへ入社。
2012年に独立されて、ライフスタイルアクセントを設立し、
メイドインジャパンの工場直結ブランド Factelierを運営されています。

| 19:57 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月19日

【Podcasting 第578回】村松亮太郎さん

今回のポッドキャスティングは、
4月16日から4月19日放送分、
株式会社NAKED 代表取締役 村松亮太郎さん

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2018年04月19日

本日より開催! 体験型アート展 “ヨシダナギ×NAKED“Sing!-Sing!””

今週は株式会社NAKED
代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えしています。

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今日からは西武渋谷店で、体験型アート展
「ヨシダナギ×NAKED“Sing!-Sing!”」が開催されています。
これはどういったものになっているのでしょう?
村松さん「ヨシダナギさんの写真というよりかは、
写真を撮る時の体験ですよね。
例えば、民族の楽器みたいなものを奏でると映像が
広がったりするとか、音を視覚化したりですとか、
ナギさんの体験を視覚化、拡張化したりして、
みなさんにも感じて頂くというコラボレーションです。」

村松さんの次なる目標は?
村松さん「常に僕は目標とかゴールを定めないんです。
海の上を耐え渡っている感覚なんです。なので波ですよね。
波にどう乗るか… 波が来ないと乗れないし、
波が来てもボーっとしていたらやられちゃうので、
そいつをどうキャッチするかですよね。
でもやっぱりスケールの大きいことに興味があるのと、
あとはアメリカに住んでいた時期もあるので、
日本にこだわらずにフラットに世界のどこかに
出没している感じでやれたらなと思っています。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[西武渋谷店50周年特別企画]ヨシダナギ×NAKED“Sing-Sing!”
会期:4月19日(木)〜5月13日(日)
月〜土 午前10時〜午後9時/日・祝休日 午前10時〜午後8時
会場:西武渋谷店 A館7階=特設会場
入場料:入場料:一般500円 高校生以下無料
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜の選曲:TOMORROW NEVER KNOWS / BEATLES

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月18日

空間プロデュースで地方創生! 街を輝かせる村松流のブランディング力とは?

今週は株式会社NAKED
代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えしています。

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村松さんは近年、地方創生にも力を
注がれているということですが、
例えば、長野県阿智村のブランディングは
どういったものだったのでしょう?
村松さん「元々はマッピングをやりたいという
話だったんですが、色々聞いていく中で、
この場所を“星の村”してほしいということだったんです。
それに気づいてからは、マッピングイベントを
1回やるという話ではなくて、
どうやってこの場所を星の村として育つかを
一緒に考えていった感じですね。」

佐賀県の県庁もプロデュース
されたと聞きましたが、これは?
村松さん「佐賀県に関しては県庁を遊べる
県庁にしようということしました。
でもマッピングをやりましょうといっても
一過性のもので終わってしまう。そうなると
街のブランディングになっていかないということで、
“光るアート県庁 SAGA”って企画をやりました。
県庁が光るんだと。そこにカップルなんかが行く。
そんな県庁ないよねって。そんなことをしたら
面白いんじゃないかと思ってやったんです。
これは、2年ぐらい前にやりまして、
今はもう名所化しています。
やっぱり民と官って遠いじゃないですか? だけど、
県庁に遊びに行くって副産物もたくさんあると思っていて、
県庁がすごく近いものになるということも起こると思うし、
連れて行く場所が県庁っていうのはシビックプライド的な
ことも含むし、県庁から佐賀の夜景、すなわち自分たちの
街を見せるわけですから、単にマッピングイベントをやるとは、
全く価値に違うことだと僕は思うんですね。
なので、文脈を作るというのは、
重視しているかもしれないです。」

今夜の選曲:YELLOW SUBMARINE / BEATLES

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月17日

昨年話題となった展示 “FLOWERS by NAKED” から考える表現の価値とは?

今週は株式会社NAKED
代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えしています。

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近年、アートや映像の楽しみ方も写真を加工して、
Instagramでシェアしたりと大きく変わり、
誰もが表現者になれる時代となりました。
村松さんはこの流れをどのように捉えているのでしょう?
村松さん「どういう見方をするかですよね。
ある意味、僕がやっていることも、ピカソがやっていることも
その辺の田中さんがやっていることも、
山田さんがやっていることも同じ価値になっていくとも
言えるわけですよね。すごく難しいところだなと思います。
何故ならば、表現することってすごく素晴らしいこと
だと思うし、それぞれの人生の中でとても重要なことだと思う。
クリエイティブであること、自分を発揮していくことは、
応援したいし、みんなそうあるべきだなと思います。
でも、同時にGlenn Gouldのピアノと下手くそなピアノが
同じ価値かって言われるとこれまた難しい問題…
僕はやっぱりGlenn Gouldのピアノを聴きたいわけです。
なので、最後は価値とはなんだ? という
問題になっていくる思います。これからの社会の中で
僕はすごく重要なポイントになってくると思います。」


昨年、若者を中心に話題となった
展示『FLOWERS by NAKED』この展示は、
Instagramによって多く拡散されたんだとか?
村松さん「我々がやっている“FLOWERS by NAKED”に
来て、僕の作品を写真で撮るんですね。それをまた加工して
それぞれのギャラリー、Instagramに上げるわけです。
そこで上がった写真を見てみると、
僕が作ったものと違う様相をしているんですね(笑) 
でもそれはそれで結構素敵だったりするんですよ。
なので、それは二次加工という作品なんだと思います。
いわゆるRemixですよね。(そう考えると)作品として
ある意味成立しているのではないかなと。
(この状況を)どう捉えるかという時に、
僕はそれそれが作品の1部として捉えた方が
納得がいったんですよね。何がアートであるだとかは
僕が定義できるものではないと思っていて…。」

今夜の選曲:GOT TO GET YOU INTO MY LIFE / BEATLES

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月16日

3Dプロジェクションマッピング “TOKYO HIKARI VISION” を通して伝えたかったこととは?

今週は株式会社NAKED
代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えしています。

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村松さんの大きな転換期となったのは、
やはり2012年に東京駅で行われた3Dプロジェクションマッピング
“TOKYO HIKARI VISION” これが3日間で30万人を動員しました。
この作品に込めたテーマ、思いとはなんだったのでしょう?
村松さん「あれは光の誕生から、現代、我々と光がどう寄り添って
いるかという物語です。(イベントの)最初にカウントダウンが
あるんですけど、3!.2!.1!で普通スタートすると思うんですけど、
あの時はあえて、0 も入れたんです。 0 からビックバンで始まる
ようになっているんです。なのでかなり暗喩的なんです。
(作品は)素粒子、光子の話なのですが、みんながわかっていないと
わからない物語を作ってもしょうがないので、何も考えなくても
楽しめるように。でも実際はこういうストーリー構成をしています。
映画で言うバックストーリーですよね。
後ろにある、何を伝えたいかが大事。
そういう作り方をこの作品に関してはしています。」

今作は野外での作品でありましたが、
制作者として、観覧者、受け手の
受け止め方に関して、お考えがあれば教えてください。
村松さん「僕としては、思いを込めて作ります。
解釈は人それぞれご自由にどうぞというスタンスですね。
それは僕が決められることではないというか…
例えば、今でも東京駅のプロジェクションマッピング
良かったと言ってくださる方がいらっしゃるんですね。
でも誰も素粒子の話だとわかっていなかったりするんです。
でもそれはそれでいいじゃないですかと思うんです。
それをわかったからどうという話ではなくて、
感動してその人の解釈があると。
例えば、僕が好きと言って、僕の好きが伝わればいいですけど、
でも、どう伝わったかは究極的にはわかならないわけですよね。
だけど僕としては、精一杯込めて好きと言ったという感じです。」

今夜の選曲:GETTING BETTER / BEATLES

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月12日

4月16日から4月19日は

株式会社NAKED 代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えします。

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1971年大阪府堺市生まれ、
97年にクリエイティブカンパニー「NAKED」を設立し、
映画や広告、テレビ、インストラーレションなど
様々なクリエイティブ作品で、空間全体の
企画・演出を手がけていらっしゃいます。

| 19:57 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月12日

【Podcasting 第577回】武井壮さん、廣道純さん


今回のポッドキャスティングは、
4月9日から4月12日放送分、
百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さん

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2018年04月12日

お二人からリスナーへ 熱いメッセージ

今週は、先日 丸ビル1階 マルキューブで行われた
公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さんです。

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お二人からこの放送を聞いている
リスナーへメッセージをお願いします。

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武井さん「21世紀のスポーツは盛り上がりを見せていて
多くの子どもたちはそこに夢を持って進むと思うんですけど、
でもトップに立てる選手、1位になれる選手は
1人しかいないんですよね。レベルが上がれば、
その分ヒエラルキーの大きさは大きくなるわけで…
スポーツをやる子どもたちが増えれば増えるほど
スポーツで人生が上手くいかないと思う人が増えるのも
事実だと思うんです。なので、僕の同世代や、働く世代の
仲間たちへのメッセージになるんですけど、
自分の人生をより楽しく、輝かせるための力を大人になっても
磨いてほしいと思います。お仕事をしていても必ず、
今持っていない、知識だったり、経験だったり、技術を磨く
ことはできると思います。パラアスリートの皆さんも
ほどんどの方が働きながら競技をやられると思ますし、
そういうところがパラアスリートの強さで魅力だと思っているので、
その選手たちが世界で戦っている姿とか、
僕が芸能界で働きながらスポーツを磨いて
新しい夢を叶えてく姿を見て頂いて、
俺たちもできるなと!思ってほしい。
そしたら自分たちも夢を1つひとつ叶えて頂いて、
それを見た子どもたちが頑張ってみようと思えるように。
同世代の皆さんと一緒に自分の人生をより広げる力を
子どもたちに見せていきないなと感じています。」

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廣道さん「1回しかない人生、誰もが必ず最後は
死ぬんですよね。死んでしまうし、いつ死ぬかというのは
誰にもわからない状況でみんなが毎日を生きている中で、
死んでしまう友達がいたり、家族いたり…
見ず知らずの人がどこがで死んでいたり… という中で
今自分は生きているということを、僕は常に高校1年生の時に
バイク事故を起こした時から、“今日も生きているんだ” と
目を覚ました時に必ず確認するように心掛けているんです。
死んでしまっていたはずなのに… 死んでしまった人がいるのに
自分は生きている。だから、死ぬまで目一杯生きなければと
思って毎日過ごしています。そこにたまたま打ち込むものが
車いすのレースだったというだけで、レースをやめてしまったら
他の何かを見つけると思うし、もっと家族との時間をと思ったら
レースをやめて家族の時間を優先すると思うし…
1度しかない人生を100%全力で突っ走るということですね。」

今夜の選曲:DREAM AS ONE / SARAH ALAINN

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月11日

“スポーツのちから”について

今週は、先日 丸ビル1階 マルキューブで行われた
公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さんです。

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スポーツは、社会をも動かし、人に思わぬ感動も与えてくれます。
おふたりは、競技者でありあるときは応援者でもあると思います。
その「スポーツのチカラ」についてお二人は、
どのように捉えているのか教えてください。

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廣道さん「僕は高校1年生の時に自分のミスで
バイク事故を起こして車いす生活になったんです。
一歩間違えていたら死んでいたかもしれないという
状況の中でたまたま助かって、たまたま車いす生活に
なったおかけでスポーツと出会えたんです。それで人生が
大きく変わって、パラリンピックを目指そうとなって、
世界中にライバルができ、世界を転戦する
という生活がもう27年目となりました。
こんなことが起こりうるだなというぐらい、
スポーツによって生き方を変えてもらった。
それがものすごくいい方向に変わったんです。
これがもし、怪我した当時に日本に車いすマラソンが
誕生していなくて、車いすでどうやって生きてこう… と
悩んでいたらこういう人生にはならなかったと思います。」

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武井さん「(スポーツを始めたきっかけは)具志堅用高さんが
きっかけだったと思います。具志堅さんの防衛戦とかの
映像を見て、戦っている素敵なアスリートがいるんだなと
憧れました。それからあと「少林寺」という映画を見に行って
空手を始めたのが最初だったと思います。
でもそこからだいぶ考え方も変わりまして、
スポーツって人間が1代でできる進化だと今は思っているんです。
今は1キロ先まで3分かかってしまうかもしれないけれど、
鍛錬を詰めば、2分30秒で行けるようになるかもしれない。
そういった力を手に入れられる、自分のことを成長させられる
素敵なものなんだというのが1つと、同時にそれは僕らが
持っている1つの武器なんだとも思っています。
今はアスリートの活躍の場も増えていきていると
思うんですけど、さらにそれにプラスして経済社会の中でも
アスリートの力が発揮できるよとか…
アスリートがスポーツだけに没頭する世の中に僕はしたくなくて…
スポーツやっているけど、ちょっと生活困っているんだっていう
人が1人もいなくなるような、スポーツやっている人は何を
やらせても最強だなと言えるような後輩たちを
育てていきたいという気持ちもあるんです。」

今夜の選曲:GOOD TIMES BAD TIMES / LED ZEPPELIN

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月10日

車いす競技の奥深さとは?

今週は、先日、丸ビル1階 マルキューブで行われた
公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さんです。

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今夜は廣道さんに、車いす競技について伺いました。
廣道さんは、2000年シドニー大会で銀メダル、
2004年アテネ大会では銅メダルを獲得、その後、
北京、ロンドンと 4大会連続出場されていらっしゃいます。
さらに車いす陸上の400m、800m、
5000mの日本記録保持者で未だ破らせていません。
4大会連続出場はなかなかできるものではないですよね?
廣道さん「オリンピックで、しかも陸上で
4大会というのはかなり厳しいかなと思います。
やはり年齢と共に落ちてくる競技でもありますし。
ただ、車いすの競技は椅子に座って腕だけを使って
動かせばいい。1番大きな太ももの筋肉は
使わなくていいし、椅子に座って車輪が
回ってくれるので、自転車みたいな感じです。
競技用の自転車並みのスピードで走ってくれるんですね。
だから年齢は関係なく、むしろ経験値を
積み重ねていけばいくほど、強くなるという世界なんです。」
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武井さんは、車いすレーサーを
体験されたことがあるそうですが、
どんな印象を持たれましたか?
武井さん「(僕は)力はある方で、スタミナもそこそこ自信あるし、
体幹もずっと鍛えているので、障がいのある人に比べたら
より強く漕げるだろう思っていたんですが、どんなに力を
入れても全く追いつけないんですよね。100m走とか勝負しても
長距離の選手にも勝てないんです。パワーや体力以上の
ホイールを腕で漕ぐという技術の高さというのが1本目で
理解できたんですね。なので、パラ競技いろいろと
体験しているんですけど、障がい者の方が健常者スポーツを
できないから仕方なくやっているんだという思いは
全くなくて、僕らが健常者スポーツをやっているのと
同じような積み重ねの楽しさがあったり、
人生を輝かせるための要素がたくさんあるのが
パラスポーツだと思っているので、非常に楽しい思いを
新たなスポーツの楽しさとして感じさせて頂いています。」

今夜の選曲:WE WILL ROCK YOU / QUEEN

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月09日

前回大会 金メダルに輝いた世界マスターズ陸上について

今週は、先日、丸ビル1階 マルキューブで行われた
公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さんです。

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今夜は武井さんに、前回大会 金メダルに輝いた
世界マスターズ陸上について伺いました。
武井さん「マスターズ陸上というのは、35歳以上から
参加することができて5歳刻みでクラス分けがされます。
僕が参加したのは40歳以上44歳以下のクラスで、
4×100mリレーに参加しました。そこで前回大会に
金メダルを取らせていだたきました。
(世界マスターズ陸上は)2年に1回やっているんです。
次は今年の夏にスペインのマラガというところで
開催されるんですが、今年も参戦する予定です!
今年は45歳になる年なので、最年少になるんですね。
この年にまた是非世界記録を作りたいなと!
前回は世界記録までに0.05だったので、
今年はビックチャンスなんです!」

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4×100mリレーということは、他にもメンバーが
おられるということですよね? そのメンバーはどちらから?
武井さん「我々は、友人というか、陸上で繋がった仲間と
チームを組んでいて、なるべく専業でやっている
選手ではない方を選んでやっています。仕事をしていて
余った時間で、その夢を叶えたいという仲間と走っています。
1人は整体師、1人は空手道場の館長、1人は沖縄でコールセンターと
陸上教室の社長をやっているんですが、みんな仕事の傍、
余った時間で、もう1つ夢を叶えよう! というメッセージを
送りたいという思いでやらせて頂いています。」

今夜の選曲:IMMIGRANT SONG / IMMIGRANT SONG

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月05日

4月9日から4月12日は

先日、丸ビル1階 マルキューブで行われた
公開収録の模様をお届けします。
ゲストは、百獣の王武井壮さん
車いすアスリート廣道純さんです。

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武井さん
陸上の十種の元日本チャンピオンであり、
世界マスターズ陸上の金メダリスト。
陸上は大学時代から本格的に始められました。
現在はタレントとしてもご活躍中です。

廣道さん
パラリンピック車いす陸上800mで
2000年シドニー大会で銀メダル、
2004年アテネ大会では銅メダルを獲得。
その後、北京、ロンドンと4大会連続出場されていらっしゃいます。

| 19:57 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月05日

【Podcasting 第576回】隈研吾さん

今回のポッドキャスティングは、
4月2日から4月5日放送分、
建築家の隈研吾さん。

| 19:55 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2018年04月05日

常に軽やかに! 隈研吾的 世界の周り方とその美学とは?

今週は建築家の隈研吾さんをお迎えしています。

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隈さんの著書「建築家、走る」の中には
隈さん流の世界の周り方が綴られていますが、
それについて教えてください。
隈さん「まず1人で移動することが大事。
スタッフには1人なんですか?! ってビックリ
されてるんですけど、旅行って人数が多いほど
不自由が出るからまず1人ですね。それから荷物も
最小限にしようって思っていて色々進化を重ねた結果、
肩にかけられるものしか持たない。(笑)
それからキャリーバッグも持たない、あれは走れない…
特に階段になると走れない…
階段も含めて早く走れるのは肩にかけられるものだけ。
例えば、2週間の海外旅行でも肩に持てるものだけで
旅行するにはどうしたらいいかというと、
汚れが目立たない黒いものだけを持って行くとか…(笑)
そういうテクニックを駆使してある完成形に達しましたね。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
展覧会『くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質』
会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)
会場:東京駅丸の内駅舎 東京ステーションギャラリー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜の選曲:TAKE ME TO PARIS / INARA GEORGE

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月04日

建築家を目指したきっかけとは? 隈研吾流、建築哲学について。

今週は建築家の隈研吾さんをお迎えしています。

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隈さんが建築家を目指したきっかけというのが
1964年の東京オリンピックだとお聞きしましたが、
その時のエピソードなどあれば教えてください。
隈さん「元々 猫が好きだったので、(子どもの頃は)獣医に
なりたかったんです。でも小学校4年生の時、
1964年東京オリンピックの年に、
うちの親父が代々木の丹下健三が設計した体育館、
あそこに連れて行かれて、ぶっ飛んだんです。
「こんなカッコイイ建物見たことない!」ってね。
そして中入ると、天から降りてくる光が
キラキラしていてすごかったんです。
「こういうの誰が作るの?」って聞いたら、
建築家って仕事があるんだ、でこれは丹下健三っていう
すごい人が作ったんだって教えてもらったんです。
それでその時から獣医はやめて建築家になろう!って
決めちゃったんです。」


建築に対する隈さんの考え方について教えてください。
隈さん「作品を残そうとするとどうしても
硬くなりすぎてしまうんです。そうすると妥協しないぞ俺は!
ってなっちゃう(笑) そういう人もよくいるんですが…
妥協しない建築家が作ったものって見ているこっちも
息が詰まってきちゃうんです。なので僕は、
面白いものをみんなで作っていこうぜ。
妥協もどんどんしちゃおうぜっていう方向で、
作っていくと段々と楽しいものが出来てくるんです。
作品意識ではなくて建築のプロセスを楽しむ、
そこでうまく行かなかったらまた次頑張ろうぜってことに
することで建築を一個の流れとして考えているんです。

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展覧会『くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質』
会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)
会場:東京駅丸の内駅舎 東京ステーションギャラリー
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今夜の選曲:SOMEWHERE NEW / INARA GEORGE

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月03日

世界に誇る、日本のモノづくりの特徴とは?  キーワードは「自然」

今週は建築家の隈研吾さんをお迎えしています。

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隈さんの著書に「自然な建築」がありますが、
私たち日本人が作った文化財は環境・自然に溶け込んだ
ものが多いように感じますが、建築と自然の使い方、
関係性についてお話しいただけますか?
隈さん「自然素材の使い方は、私たち日本人はとても
上手いように感じます。例えば、同じ木にしても
図面渡して、これ作れって言うと(日本の大工と外国の大工では)
全然違うものになって帰ってくるんですね。
それは、木のどの部分を取るだとかを日本の大工なんかは
微妙なバランスをとってやってくるんです。対して
ヨーロッパの大工なんかが突然僕の図面を見て作っても
すごい妙なものができたりするわけです。
だからやっぱり日本って材料を刺身を味見を
するように選りすぐって作っている。
すごい繊細なところがあるなと思いますね。」

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展覧会『くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質』
会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)
会場:東京駅丸の内駅舎 東京ステーションギャラリー
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今夜の選曲:TUSKER 4 / INARA GEORGE

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2018年04月02日

開催中の展覧会「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」、 その見どころとは?

今週は建築家の隈研吾さんをお迎えしています。

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現在、東京駅丸の内駅舎の東京ステーションギャラリーで  
展覧会『くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質』が
開催中です。美術館での個展の開催は初とのことですが、
盛況だとお聞きしました。これについて教えてください。
隈さん「今までの建築展と違うものを感じてくれたみたいです。
今までの建築展というのは、模型と図面で
おとなしい空間だったんですけど、今回はでかい実物大の
床の一部や壁の一部が並んでいるので、
物の迫力にみなさん驚いています。」

今回の展示方法ですが、仕事の時系列ではなく
“素材”マテリアルで分類されています。なぜこのように?
隈さん「(今まで)素材を好奇心で“これは面白そうだ!”と
直感で選んでいるんだけど、これまでの自分が
何やってきたのかを振り返ってみると、確かに木は多いんだけど、
木以外にも派生した竹とか、繊維の似ている紙
だとか… はたまた木とは全然違うプラスチックとかも
使っていたんですね。それを樹形図という系統図してみたら、
同じプラスチックでもこのプラスチックの
材料はこれを使ったから失敗したんだとか成功したんだとか…
失敗と成功の後みたいなものを樹形図にして例えられたもので
自分というものを振り返る最高の機会になったんです。」 

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展覧会『くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質』
会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)
会場:東京駅丸の内駅舎 東京ステーションギャラリー
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今夜の選曲:ALL FOR ALL / INARA GEORGE

| 19:52 | カテゴリー:ゲストトーク


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