2013年04月30日

北斎漫画の世界的コレクター登場!

今週のゲスト浦上蒼穹堂の浦上満さんは、葛飾北斎の代表作の一つ
北斎漫画の世界一のコレクターとしても知られています。

浦上さんが北斎漫画を集め始めたのは18歳のとき。もちろん高価なものは
買えない年齢でしたので、北斎にしては手が届く価格であったことと
何より漫画が魅力的だったことがその始まり。
以来、40年以上集めていて、なんと現在は1400冊以上持っているそう。
その三分の一は海外から買い戻したそうです。

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今夜の選曲:HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN/FREDDY KING

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月27日

4月30日から5月3日は

浦上蒼穹堂の店主、浦上満さんをお迎えします。
北斎漫画、古美術の世界などたっぷりとうかがいます。

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■プロフィール■
1951年生まれ。大学卒業後、古美術界の老舗「繭山龍泉堂」での
修業を経て、1979年東洋古美術の専門美術商 浦上蒼穹堂を設立。
数々の展覧会を企画開催し、また日本の美術商として初めて
97年から11年間ニューヨークで「インターナショナル・アジア・
アート・フェア」に出店し、鑑定委員も務められています。
現在は、東京美術倶楽部取締役及び、東京美術商協同組合の
理事でもいらっしゃいます。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月26日

【Podcasting 第370回】岩下尚史さん

今回のポッドキャスティングは、4月22日から4月26日放送分、
作家の岩下尚史さんです。


| 20:50 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月26日

来月開催の「東をどり」を紹介

J-WAVE春のキャンペーン「TOKYO NEW STANDARD」。
岩下尚史さんの考える「TOKYO NEW STANDARD」は、礼儀。
いくら知らない人でも近距離ですれ違った時は、会釈をすれば、と。
せっかく都会に住んでいるんだから、会釈は必要だとおっしゃっています。

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芸者の踊りと料亭の食事を楽しむ文化のサロン「第89回東をどり」が、
5月17日(金)~20日(日)の3日間、新橋演舞場で開催されます。
一日3回公演で全12回。
花柳界がこの数年変ったのが、今まで縁のなかった人に来ていただき
たいと願い、お弁当や幕間の楽しみに力を入れてきました。
2500〜7500円というお手軽なお値段で、売っているお弁当も豪華。
「理屈も何も無く、花見をするような気分で楽しんでいただければ。
踊りですから難しいことはありませんよ!」と岩下さん。

「東をどり」公式HP

今夜の選曲: ANY OLD TIME / MARIA MULDAUR

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月25日

東京と京都、花柳界の違い

岩下尚史さんが新橋演舞場の企画室長として携わった
「東をどり」が、今年は5月17日から始まります。

京都には「都をどり」がありますが、京都の花柳界は昔から遊びの場。
個人で遊びにいく場所です。
一方の東京は仕事や接待の場。都をどりにくらべ、東をどりが
知られなくなったのは、昭和40年くらいから花柳界自体が引きこもり、
外に対して多くを語らなくなったころからだそうです。

「東をどり」公式HP

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今夜の選曲: WELCOM BACK / JOHN SEBASTIAN

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月24日

花柳界の衰退は男たちの心持ちの変化

岩下尚史さんはインタビューで
「日本人の考え方がどこか幼稚になったのと花柳界の衰退は
シンクロしている」と答えていらっしゃいます。

花柳界の人間は、その衰退を不景気のせいにしていますが、
でもバブルのときもパッとしていなく、経済的なことではなくて
きっと男たちの心持ちが変ってきたのだと思う、と岩下さん。
昔の新橋や赤坂の花柳界は仕事や接待の場、会社が終わった後の
男と男の戦い。旦那振る舞いからみて、その人の器量や本質を知る
場所だったそう。そして彼らがやっていたことは、敵を懐柔すること。
今の人は敵と見方をはっきりして敵とは距離を置く人が多いですが
昔は敵こそ仲良くしていたんだそうです。

「東をどり」公式HP

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今夜の選曲: FULL CIRCLE / BYRDS

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月23日

芸者の踊りは巫女の神事!?

作家の岩下尚史さんは、芸者の踊りは古代までさかのぼれば
神々の振る舞いだとおっしゃっています。宴の祭司と、巫女の神事…。
著書「芸者論 神々に扮することを忘れた日本人」に書いてあります。

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岩下さんが入った時代(岩下さんが19〜20歳の頃)の花柳界は、
まだ戦後の残りがあったそうですが、平成になって随分変ったとか。
演舞場に入る前から新橋界隈をうろついていたという岩下さんは、
芝居の帰りに舞台袖に上がらせてもらって、おねえさんたちにいろいろ
聞いて忘れないうちにメモをとって、演舞場に入ってからは音として
残しておかないとと思い、インタビューテープに録音をしたそうです。

「東をどり」公式HP

今夜の選曲: OVER MY HEAD(SINGLE VER.)/ FLEETWOOD MAC

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月22日

東京の花柳界の歴史を執筆、ハコちゃん登場!

岩下尚史さんは、長年、新橋演舞場で仕事され、
数々の芸者さんと親交があったうえで執筆された
「芸者論・神々に扮することを忘れた日本人」は
花柳界が見た東京の昭和史になっています。

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新橋演舞場を退社した岩下さんに、
京都の芸者の本はあるけど東京の芸者の本が無いから
書いてみませんかとオファーがあったことが書いたきっかけだそう
明治以降の芸者さんたちの口実の筆記に照らし合わせてさかのぼって
書いたそうです。

「東をどり」公式HP

今夜の選曲: CRAZY LOVE / VAN MORRISON

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月19日

4月22日から26日は

作家の岩下尚史さんをお迎えします。
花柳界について、そして来月開催「東をどり」の話しなど
たっぷりうかがいます。

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■プロフィール■
1961年生まれ 熊本県出身。
國學院大學文學部卒業後、新橋演舞場に入社され企画室長として、
新橋花柳界主催「東をどり」の制作に携われ、97年に退職。
2006年に処女作「芸者論・神々に扮することを忘れた日本人」で、
第20回和辻哲郎文化賞を受賞、本格的に作家としての活動を開始し、
ラジオやテレビでもハコちゃんと呼ばれ活躍していらっしゃいます。

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月19日

【Podcasting 第369回】ロバート・キャンベルさん

今回のポッドキャスティングは、4月15日から4月19日放送分、
東京大学大学院教授のロバート・キャンベルさんです。


| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2013年04月19日

震災以降の閉塞感と価値観

ロバート・キャンベルさんを迎えての最終日。
日本に28年と長く住んでいらっしゃるキャンベルさんに、
震災以降に変化した日本人の価値観についてうかがいました。
「東京に住んでいて思うのは、とくに若い人たちが、
 はやりすたりに敏感なのは変らないけど、
 何が本物か、何がいいのか…
 自分の先を見通す感覚が出て来ている。」

また、まず読んでみてほしい日本文学は、森鷗外の作品。
江戸時代など歴史が舞台の小説がいいそうで、とくにおススメは
「高瀬舟」。兄と弟の物語で決してハッピーではないものの、
人間の絆や正義を、理屈ではなく形として描いた
名作だとおっしゃっていました。

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今夜の選曲: LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER / DAVID BOWIE

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月18日

キーワードは兄弟!

ロバート・キャンベルさん曰く「日本文学の面白さは、
例えば土佐日記と開高健、
万葉集と斎藤茂吉を一緒に読んだりすると繋がっていたり…!」。
そして兄弟愛や愛憎の物語が多いのも日本文学の特徴。
源頼朝と義経、宮兄兄弟、細雪などもそうですね。

また江戸文学の世界では食べることが非情に卑しく、
文学の表現の中においしいものの描写が無いのに対し、
現代日本の感覚は真逆で食べ物の情報ばっかり!とも。
江戸時代は食べる行為が恥じらいだったようです。

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今夜の選曲: I CAN'T EXPLAIN / DAVID BOWIE

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月17日

日本文学界のニュースタンダード

「日本人が作っているものの中で、文学は、
世界に打ち出していくに耐える!強いものだと思う!」と、
ロバート・キャンベルさん

ニュースタンダードになるであろう作家としては…道尾秀介さん、
和田竜さん、朝井リョウさん、朝吹真理子さんのお名前が出てきました。
そんな最近の作家さんの特徴としては、今までは自分の考えていることを
人には言わなかったけど、今は規制せずに話しているんだそう。
たとえば、自分が今、何を考えているか…。

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今夜の選曲: LETTER TO HERMIONE / DAVID BOWIE

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月16日

東京、面白い街は?

日本に住んで28年のロバート・キャンベルさん
東京で面白いなと思う町は?
下町は関東大震災や戦争などで作り直されていて風景そのものが
新しい感じがするそうです。
だから下町よりも、戦災を受けずに残った中央線沿線や渋谷が面白いと。
例えば、新宿の落合は作家の林芙美子さんが住んでいた家が
記念館として残っていたり…素敵な住宅地の景観が残っているそうです。

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今夜の選曲: JOHN,I'M ONLY DANCING / DAVID BOWIE

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月15日

日本在住28年!最初に住んだ博多の文学文化

ロバート・キャンベルさんが来日したのは1985年。
今年で日本在住28年になります。
最初に住んだのは、九州大学文学部研究生としてやってきた福岡・博多。
江戸時代が専門のキャンベルさんにとって福岡は三都(江戸、京都、
大阪)から離れているので、都会的なブンガクや演劇はなく、
そのかわり漢文や漢詩、俳句が盛んでたくさん残っていて、
それが面白かったそうです。

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今夜の選曲: STAR / DAVID BOWIE

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月12日

4月15日から19日のゲストは

東京大学大学院教授のロバート・キャンベルさんです。

日本在住28年目のキャンベルさんが思う日本、日本文学、
そしてNEW STANDARDのお話を中心にたっぷりとお送りします。

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| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月12日

【Podcasting 第368回】前野博紀さん

今回のポッドキャスティングは、4月8日から4月12日放送分、
華道家の前野博紀さんです。


| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2013年04月12日

人間と共存する華の文化

今週は華道家の前野博紀さんをお迎えしました。

花に対する接し方が面白いのは日本!という前野さん。
「ヨーロッパは花を素材として見て、花を管理し、人間が花を美しい状態を
作っていくという文化。
日本は花と人間が同等。生け花が生まれた理由も、命をいただいて、その
命を美しく消化する、花と人間が共存共栄する文化。
万物調和、生物多様性などを、もともと捉えているのは日本人くらい!」

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今夜の選曲: MY SONGBIRD / EMMYLOU HARRIS

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月11日

サラリーマンから華道家へ

前野博紀さんは大学を卒業しサラリーマンになったんですが、30歳で華道の道へ。
その年齢で別の世界へ飛び込むのは勇気のいること。
なのに前野さんが踏み出せたのは孔子の言葉にありました。
「30歳にして立つ」…なのに自分は自立していない、生き方の
柱が欲しいなと思っていたとき花と出会い、花は強いなと思ったそう。
自分の人生に<花>という柱を立てることで自分を追い込んだとも。

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今夜の選曲:  WASTED ON THE WAY / C,S&N

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月10日

旅するクジラの旅

華道家の前野博紀さんが初めて手がけた絵本「旅するクジラ」が
発売になりました。
旅するクジラはその名の通り、いろいろな場所を旅されました。
南三陸町で生まれ、宮古、ガレキを受け入れてくれた群馬県中之条町、
東京護国寺、スカイツリー、熊野…。

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災害ガレキでのアート。
当時、多くのアーティストがチャレンジしたそうですが、やはり痛々しい
記憶のカケラが入っているので、いざ創ろうと思った時に難しいと
辞めていったそうです。
ところが華道の世界で生きる前野さんにとって、流木などを再生するスキル
がもともとあります。ガレキの中にも美しい流木がたくさんあるので
アートにできたのではないかと…。
将来的に、旅するクジラが日本を飛び出し、世界を旅して、日本にこういう
ことがあったということを子供達が使節団のように案内してくれるといいな
ともおっしゃっていました。

今夜の選曲: WILLIN' / LITTLE FEAT

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月09日

災害ガレキのオブジェに込めた思い

絵本「旅するクジラ」を手掛けた華道家の前野博紀さん

最初からどんな形を作ろうとは思っていなかったそうで、南三陸町で
海を借景にガレキをアートにしようと思った時に、無意識のうちに
クジラになってきたんですって。それを見た子供たちも、あ、クジラ!
それが旅するクジラの誕生。

「ガレキと言っても、もともとは命のカケラ。
 ある日突然ガレキになってしまい負の遺産になってしまっているけど
 それを未来に向けて正の遺産として、明るい希望のあるものに変えて
 いく活動が必要!」

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今夜の選曲: FAITHLESS LOVE / J.D.SOUTHER

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月08日

平成の花さかじじいになる!

今週は華道家の前野博紀さんをお迎えします。
前野さんが初めて手がけた絵本「旅するクジラ」が発売されました。
これは前野さんが東日本大震災被災地で行った支援活動に基づいた絵本。
災害ガレキで創ったオブジェがクジラとなって、子供たちと一緒に各地を
旅する中、さまざまな出会いをしていく物語です。

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震災1年後に、初めて訪れた南三陸町。1年経つので少しは復興が進んで
いるのかと思いきや、何も変わっていなく、変っていたのは植物が被って
いただけ…衝撃を受けた前野さんは<平成のはなさかじじい>になること
を決意!
「はなさかじじいは枯れ木に花を咲かせます。
 だから僕は平成のはなさかじじい。
 枯れ木とガレキが言霊も似ている、
 ガレキだって昨日までは家の大黒柱だったりする。
 もう一回、人の手で再生させるプロジェクトを!」

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今夜の選曲: LAS VEGAS TURNAROUND
/ DARYL HALL&JOHN OATES

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月05日

4月8日から12日のゲストは

華道家の前野博紀(まえの・ひろき)さんです。  
前野さんが東日本大震災の被災地で行った支援活動に基づいた絵本、
「旅するクジラ」の話しを中心にうかがいます。

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■プロフィール■
1970年福井県生まれ。2000年より草月流に師事、2006年に独立。
「花匠前野 花教室」をオープンさせ、個展、大型作品の創作、
フラワーパフォーマンスのほか、テレビ、CMなどでも活躍されて
いらっしゃいます

| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月05日

【Podcasting 第367回】福岡伸一さん

今回のポッドキャスティングは、4月1日から4月5日放送分、
生物学者の福岡伸一さんです。

| 20:50 | カテゴリー:ポッドキャスティング

2013年04月05日

ジェネレーション・スキッピングという考え方

今週は、生物学者の福岡伸一さんをお迎えしました。

高齢者問題は全世界の問題になっていますが…
ジェネレーション・スキッピングという考え方をご存知ですか?
子供が出来たというだけでは安心出来ない現代社会。その子供が
次の世代をつくかわからないからです。
そこで、孫が出来るところまで見届けるという考え方。
一世代、スキップしてケアしていかないとイケナイ、
子供が孫を育てることを助けたり、ある場合は財産を渡す。
そうするとうまく繋がっていく…それがジェネレーション・スキッピング。

★福岡さんはこの春、ニューヨークのロックフェラー大学へ客員教授として
 一年間、行かれます。来年、NEW福岡ハカセにご出演していただくのを
 楽しみに待っていましょう!

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今夜の選曲:LOWDOWN / CHICAGO

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月04日

白い嘘と黒い嘘

ジャレド・ダイアモンドさんと対談された、生物学者の福岡伸一さん
ダイアモンドさんは、嘘をついてはイケナイというのが徳目の上の方に
来ている社会は、そんなにも無いといっているそう。

ニューギニアでも研究をしていたダイアモンドさん。
あるとき、ニューギニアに油田が出て、アメリカ人が利権を求めて
エリート弁護士を連れてやってきて、ずるい契約をしようとしたそう。
いざ交渉を始めましたが、次の日になったら、ニューギニアの人たちは
そんなこと聞いてない!と変えてきて、アメリカ人たちは頭を抱え翻弄。
結局、現地の人たちに有利な契約になったそうです。

嘘をつくこと、それ自体が問題なのではなく、
自分たちがどう生き抜くか、自分たちのものを守るかに関しては
嘘をついてもいいという基準で生き抜いている。
だから、嘘をついてはイケナイというのが徳目の上の方に
来ている社会は、そんなにスタンダードではないのかもしれない…と
ダイアモンドさんはおっしゃっていたそうです。

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今夜の選曲: A HARD RISIN' MORNING WITHOUT BREAKFAST
/CHICAGO

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月03日

福岡ハカセおすすめの一冊

福岡伸一さんにご出演していただくたびに恒例になっている
おススメの一冊!

今回は、新しい社会を見れる本。
新しい社会を見るには、古い社会を見ないとイケナイ…ということで
ジャレド・ ダイアモンドさん『昨日までの世界』
ピュリツァー賞受賞作「銃・病原菌・鉄」で知られる米進化生物学者、
ダイアモンドさんの新作上下巻です。

「人間は700万年以上、狩りと採集の生活をしていて、その中で色々な
知恵を育んできました。私たちは現代社会の大問題と思っていること
(高齢社会、子育てなど)は、実は700万年も問題でしたが、ちゃんと
人類は解決してきました。
そこでダイアモンドさんは、私たちが未開社会と言っているアフリカや
アマゾンの奥地にその答えがあるんじゃないかという本です。」
と福岡ハカセ。

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今夜の選曲: SOMETHING TO MAKE YOU HAPPY/DAVE MASON

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月02日

展覧会における、リ・クリエイト

生物学者の福岡伸一さんは、フェルメールセンター銀座の館長。
去年はフェルメール、今年は葛飾北斎の展覧会を監修、いずれも
リ・クリエイトという手法で作品を紹介されました。
ここでも動的(動いている)がキーワード。美術は止っているものを
じっと楽しむものでしたが、必ずしもそうではなく、
絵の向こう側に想像を広げたり、次の瞬間どう動くかを考えたり
するのが面白いそう。
フェルメールも、その場の一瞬を書き留めて見せてくれ、そこから
はじまる時間を想像しながら絵を見る提案をしてくれています。
北斎はフェルメール以上に動的を求めていて、この展覧会では
絵にタブレットPCを近づけると、タブレットPCの中の
海が波打ったりする手法を取り入れていらっしゃいます。

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今夜の選曲: SOMETHING TO MAKE YOU HAPPY
/ DAVE MASON&CASS ELLIOT

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2013年04月01日

生物学の視点のNEW STANDARD

今週は、生物学者の福岡伸一さんをお迎えします。

生物学の視点でのNEW STANDARD・・・
これまで細かいレベルへ分解していって調べて、そのカタログ=
ヒトゲノム計画が出来ました。
つまり人間は生命について何も分かってないことが分かりました。
でも、パーツ(役者)は分かったけど、どんな芝居をしているのかが
分かりません。じゃぁ何が大切かというと、そのドラマが大事。
どういう動きなのか…つまり動的な生物学が求められているんだそう。
これはスーパーコンピューターでしか分からないそう。
何があるかは分かったので、あとはコンピューター。
もう、試験管の世界ではないそうです。

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今夜の選曲: HERE WE GO AGAIN
         / DAVE MASON&CASS ELLIOT

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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