国際協力銀行 環境ビジネス支援室長の本郷尚さんです。
■■本郷尚さん■■
1981年に日本輸出入銀行、現在の国際協力銀行に入行され、中東アフリカ担当課長、環境審査室課長、フランクフルト首席駐在員などを歴任し2006年10月から現職につかれています。
今回のポッドキャスティングは、11月23日から11月27日放送分、
東海大学工学部電気電子工学科教授の木村英樹さんです。
木村英樹さんのソーラーカーのチームがある東海大学チャレンジセンターは、学生の社会的実践力を培う場として、2006年4月に開設されました。メンバーは50名以上が原則で、学生が何かに挑むという企画を立て、実際に社会と関わる中で活動をしています。ちなみにソーラーカーのチームは、ライトパワープロジェクトに属しています。現在は24のプロジェクトがあり、1000人以上が所属しているとのこと。
ちなみに活動資金は、先生も生徒もいろいろな企業や場所に行ってお願いをしているそう。また卒業生にもお願いして、なんとか工面しているとか。
今夜の選曲: CANDY-O / CARS
気になるソーラーカーのお値段。安くて300万円、高いものは億を超えるとか!そんなソーラーカーの実用化は最短で10年くらいと木村さん。石油があと何年使えるかにもよるそうです。石油が高騰し、ソーラーカーの値段は年々安くなっています。これがいつオーバーラップするか…石油価格でソーラーカーの未来は決まって来る!? |
「2009グローバル・グリーン・チャレンジ ソーラーカー部門」で見事優勝!3000キロを29時間49分で走破なさったという、東海大学工学部電気電子工学科教授の木村英樹さん。平均時速は100.54km、なんと最高は123kmだったそうです。
ところで、ソーラーカーとは?ガソリンなどの燃料を一切使わず、炭酸ガスも出さずに走ることができる究極の環境車。屋根の上に張ってある太陽電池に太陽の光が当たると、そこで光エネルギーが電気エネルギーに代わり、モーターにいって電力に代えて、タイヤをまわすという仕組みです。蓄電も出来るんですって。
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今夜の選曲: LET'S GO / CARS
今回は13カ国から32チームが参加。東海大学チームは参加決定からあまり時間がなく、なんと4月から設計を始め、7月から制作着工。先生の指導で制作は学生さんたちが行ったそうです。 |
ノンフィクション作家の黒井克行さんは、人物ドキュメントやスポーツ全般にわたって執筆活動をされています。幻冬舎文庫の『テンカウント』、新潮社の『工藤公康プロフェッショナルの矜持』、
新潮新書の『男の引き際』など。『男の引き際』は、いろいろな人物の引退の時を描いた本で、相撲の寺尾関、江夏豊さん、本田宗一郎さんなどが登場します。
黒井さんが出版社を辞めた理由は、オリンピックに行きたかったからなんだそう。物書きにとって現場が命!現場でしか分からないこと、行った者にしか語れないこと。「行った者勝ち、やった者勝ち!」と気持ちよくおっしゃっていました。
ちなみにワールドカップのマスコットはヒョウのザクミ君。黒井さんの携帯ストラップにザクミ君がいました〜!! |
南アフリカは非常に危険というウワサがありますが、ルールを守れば大丈夫。旅先では「ごうにはいれば、ごうにしたがえ」と黒井さん。夜は歩かない、危険な場所には行かない、一人にならない、荷物は持つ…です。 |
南アフリカの国技はラグビーとクリケット。いわゆるイギリス(白人)のスポーツ…過去の歴史が残っているんですね。黒井さん曰く「だから、今回のワールドカップはサッカー=黒人のスポーツとして意味のある大会。南アフリカの政府としても、世界的にも意味がある。」とのこと。 |
トップアスリートの取材をされる機会も多い、ノンフィクション作家の黒井克行さん。
世界的にみてトップアスリートたちの、環境や社会貢献の活動が活発になっているとのこと。例えば、元マラソン選手の有森裕子さんは、カンボジアで地雷除去を目的としたマラソン大会を開催しているそうです。「スポーツ選手は引退してからスポーツで返す…スポーツは世界共通の合い言葉で、世界を巻き込む重要なツール」と黒井さんはおっしゃっています。
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今夜の選曲: BIG CHIEF / DR.JOHN
ナイロビ・ソトコトマラソンの子供マラソンを走った子供たち。届けた靴を前の日に履いて練習して、洗って、夜は抱いて寝て、マラソンに臨んだのだとか。その、モノを大切にする心にハッとさせられたそうです。 |
ノンフィクション作家の黒井克行さんです。
■■黒井克行さん■■
1958年北海道旭川市生まれ。早稲田大学を卒業後、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家として独立。主な著書に『高橋尚子夢はきっとかなう』(学習研究社)、『高橋尚子勝利への疾走』(講談社α文庫)、『テンカウント』(幻冬舎文庫)『工藤公康プロフェッショナルの矜持』(新潮社)などがあり、また、日本大学法学部の講師も務めていらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、11月9日から11月13日放送分、
NPO法人サービスグラント代表理事、嵯峨生馬さんです。
NPO法人サービスグラントが主宰する、日本初のプロボノ・フォーラム「Hello, Pro Bono」が、12月5日(土)午後2時から、ラフォーレミュージアム原宿で開催されます。トークセッション(小黒編集長や知花くららさん参加)やブースの展示、ワークショップも予定されています。
代表理事を務める嵯峨さんは「普段、社会貢献へのきっかけが見つからない人、自分のスキルアップや人脈を広げたいという方。気軽なカンジで参加してください!」とおっしゃっています。
今夜の選曲: NIGHT TIME IS THE RIGHT TIME / CCR
プロボノをもっと知りたい、参加してみたいというみなさん! 12月5日(土)午後2時から、ラフォーレミュージアム原宿で日本初のプロボノ・フォーラム「Hello, Pro Bono」が開催されます。 |
嵯峨生馬さんが代表理事をつとめるNPO法人サービスグラント。自分の専門性を社会に提供し貢献出来るということで、会社側にもメリットがあるのでは?と小黒編集長。実際、アメリカでは、リアルなNPOと接して他社の人たちとプロジェクトを進めていく…という点で、研修の場にもなっているようです。
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自分のスキルを少しでも活かして社会貢献…そんなNPO法人サービスグラントの説明会が、近い日程では11月14日(土)にあります。月に2〜3回は開催しているそうなので、お時間のあるときに参加してみてはいかがでしょう? |
今夜の選曲: BAD MOON RISING / CCR
スキルを提供するNPO法人サービスグラントでは4つのプロジェクト(サービス)があります。
・ホームページ制作
・パンフレット(印刷物)
・ロゴやネーミング、ブランディング
・プレゼンテーションの資料を作る
NPOは一つのプロジェクトをやったら終わりで、しかも6ヶ月で終わるように考えられています。
こういったスキルやノウハウを提供する側(サービスグラントに登録する人)は、20代後半〜30代の方が多く、男女比はほぼ半々。およそ250人が登録しているそうです。 登録にはかならず一度、説明会に来てもらって仕組みを理解してもらうとか。目安では週平均5時間の労働だそうです。 |
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今夜の選曲: BOOTLEG / CCR
嵯峨生馬さんは、NPO法人サービスグラント代表理事。サービスグラントとは、NPOの活動に対してお金を支援するのではなく、知恵やアイデアを提供して応援するという仕組みです。嵯峨さんがサービスグラントを知ったのは2004年。サンフランシスコのNPOを訪問したときに、そのNPOがサービスグラントを利用していたことから知ったそう。そして、この仕組みは素晴らしいと、2004年当時のソトコトで嵯峨さんが記事として書かれていらっしゃいます。
今夜の選曲: WORKING MAN / CCR
NPO法人サービスグラント代表理事、嵯峨生馬さんです。
お金ではなく、スキルで応援…サービスグラントの仕組みをたっぷりお伺いします。
■■嵯峨生馬さん■■
1974年、横浜生まれ。東京大学教養学部卒業後、株式会社日本総合研究所に入社。マーケティング、NPO、地域通貨など幅広いテーマの研究業務に従事され、2001年に地域通貨「アースデイマネー」を設立し、2003年より代表理事となる。2009年には、NPO法人サービスグラントを設立。
さまざまなNPOを支援し、その拡充を目指していらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、11月2日から11月6日放送分、
NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんです。
NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさん。
12月5日(土)午後2時から、ラフォーレミュージアム原宿で開催される日本初のプロボノ・フォーラム「Hello, Pro Bono」に参加されます!(ちなみ小黒編集長も)
仕事をしながら社会に役立つことへと関わっていくことのライフスタイルを提案するイベントで、プロボノに助けられた側のNPOとして吉岡さんは参加されます。マドレボニータでは、プロボノにマーケティングやコピーライター、調査などを手伝ってもらって、パンフレットを作ったそうです。
今夜の選曲: MONEY / LAURA NYRO
産後女性620人のアンケートとインタビューを掲載。お母さんだけではなく、父親になる男性にも読んでもらいたい本だそうです。マドレボニータのオンラインストアで購入することが出来ます。 |
マドレボニータはNPOなので、ボランティアの方達に参加してもらうことが大切になってきます。産後白書でも、アンケートをグラフ化したり集計したりという作業はボランティアの方にやっていただいたそう。 |
全国に22カ所の産後ヘルスケア教室を持つNPO法人マドレボニータ。
子育てをしながら女性が企業でキャリアを積むことは、昔は難しい現状がありましたが、現在は育児休暇制度やサポート体制が整ってきていて、形式的には働きやすくなってきているとか。でも仕組みだけ整えても母親のマインドセットが必要で、例えば子供が気になるなど時間の使い方や責任も違ってきて、今までと同じような働き方は出来なくなってくるそうです。仕事に対するスタンスを変えていかなくては行けません。そこで育児休暇中の、体や心のサポートが必要になってくるというわけです。
今夜の選曲: MOTHER'S SPIRITUAL / LAURA NYRO
NPO法人マドレボニータでは、産後の心身に必要なこととして3本の柱を提唱していらっしゃいます。
1)有酸素運動(持久力、筋力を鍛え直す)
2)自己表現とコミュニケーション
(社会から取り残されてしまった感覚からコミュニケーションが出来るよう訓練)
3)セルフケアの知識と技術の習得(スクールだけではなく家でヘルスケア)
「核家族(夫婦と子供)で全部幸せになろうとする幻想が良くない」と吉岡さん。子供が出来れば夫とはうまく行くかというとそんなことはなく、子供のために生きていくわという決心もよくない。母親自身が自分のことを考える文化が無く、一人で抱え込んでしまうケースが多いそうです。
夫婦間ではコミュニケーションをして新たなルールを作るのが必要ですし、地域の力を借りて子育ても必要。そこで、体力・コミュニケーションをとって自分自身の人生についても考えるという機会を持とうというのが産後のヘルスケアなんだそうです。
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今夜の選曲: LU / LAURA NYRO
吉岡さんご自身が(現在小学校6年生の男の子のお母さん)、出産後に「先進国なのに産後は自己責任!」と衝撃を受けたのがきっかけなんだとか。 |
ちなみに、フランスは産後ケアで有名だそうで、公費で賄われているそうです。たとえば、産後の専門科に行ったら、その領収書をもっていけば払い戻されるそうです。 |